肩こり腰痛の原因、板間布団

肩こり腰痛の原因、板間布団

冬の健康法は、体を冷やさないことです。

当たり前ですよね。

冷えは、体がこわばる原因です。

すると、肩こりや腰痛、首の痛みなど運動器系疾患の原因になります。

でも、冷やすことが悪い、なんて誰もが知っていること。

であれば、なぜ、冷やしてしまうんでしょうか?

何をすると冷えるかを知る

それは、何をすると冷えるか分からないからなんだと思っています。

体を冷やすことの一つが、『板間に布団で寝る』、ということです。

日本も豊かになって、どの家庭にも畳が普及するようになって久しいですが、それが西洋化が原因で板間やその上に薄いカーペットを敷いた部屋が増えてきました。

畳に布団というのは、まだマシなのですが、板間に布団で寝るのはとても冷えてしまいます。

夏の暑い日に、板間に背中をつけると、冷たくて気持ちよいですよね。

ということは、これを冬に行なうと冷えてしまうということです。

布団を使ったとしても、冬の寒い夜に板間に何時間も寝ては、冷えて当然です。

すると、起き掛けに体こわばり、肩こりや腰痛が発症します。

ひどい時はぎっくり腰

ひどいときには、朝、ぎっくり腰になったりします。

皆さんの肩こりや腰痛は、朝に悪化していませんか?

それは、寝ている間の冷えが原因かも知れませんよ。

冷えをとるツボ

鍼灸治療では、冷えを取るために左の三里穴や復留穴、臨泣穴を使い、体が温まりながら凝りがゆるむツボを使います。

冷えで凝り固まった体が、温まってゆるむと、本当に気持ちよいですよ。

寒い冬の夜は、冷やさないようにして眠りましょう。