経絡は流通ルート。

目次-西宮の鍼灸院、甲子園鍼灸治療センターのブログ

経絡という考え方

経絡という考え方があります。

みなさん、聞いたことがあると思います。

東洋医学で、血液の流れる血管、水の流れるリンパの2つ以外の流通ルートのことです。

鍼灸で経絡はとても大切な要素です。

もちろん、指圧や按摩でも大事ですね。

漢方では、今はあまり重要視されませんが、東洋医学の理論上では考慮すべきものです。

そして、この経絡上に点在しているのが、ツボといわれるものです。

こういった東洋医学の経絡の考え方で、ツボというものは存在しています。

西洋医療のマッサージで、ツボという言葉が使われているのを聞くと、どういう意味で使っているのかと少し違和感を感じたりします。

今では、西洋医学なのか、東洋医学なのか分からない健康法がたくさんあって、そこでもなぜかツボのことが説明されたりします。

いつも、不思議な感じでそれを聞いています。

経絡を流れるもの

さて、経絡っていうのは、いったい何なのでしょうか?

『気』が流れる道といわれています。

また、気とともに血や水も流れているといわれます。

ですが、血は血管の中を流れているので、必ずしも経絡と血管は同じものかといわれると、違いますよねぇ・・・。

書物には、経脈と書かれているものもあり、これは、どうやら血液の流れも含んでいるようですね。

また、水は、血管やリンパ管と細胞間を流れているので、経絡の中を水が流れているというのも、言いきれないところです。

ですが、経絡の絡というのは、経が細く横に伸びた体表面の部分ということです。

そう考えると、細血管や細胞間も含むといえますから、抹消の細胞間のリンパ液は考慮すべきなのかもしれません。

経絡の中には、血と水が流れていると言ってしまっても良いのかもしれませんね。

この経絡の中を、スムーズに物質が流れることが、健康には欠かせないと東洋医学では考えられています。

東洋医学の鍼灸治療は、この経絡を治療の中心において、存在しているんです。

体内循環としての経絡

人間は、外から食べ物や空気を取り入れ、それを加工して、体が使える栄養素を全身に送ることで生きています。

それが行き届かなくなると、体がうまく機能しなくなるのは当然のことです。

体の各場所に、必要な物資を供給する。

これが、経絡の考え方です。

その物資は血液もあるでしょう。

また、水もあるでしょう。

でも、それだけでは足りない。

もっと、それ以外に様々なものがある。

そういった概念が流れているもの。

それが経絡という考え方です。

経絡とは体内インフラ

経絡とは、体内の循環ですから、街でいえばインフラのようなものです。

流れがスムーズで、必要なものやエネルギーが行き届く。

それは、体だけでなく、街の機能にも言えることです。

経絡の流れを良くするということは、国で言うならばインフラ整備的治療いえるでしょうね。