消化器系の症状は、その人が生まれつき持っている体質と深く関係しています。
主に消化器系の弱っているところをいじめるような食生活を行っているのが原因です。
まずは体の弱いところを探し、その部分を強めることと平行してそこをいじめている原因を除去していきます。
◎慢性の軟便・下痢
−水分コートロールが出来てません−
「慢性の軟便・下痢」は、消化器系の弱りが原因である場合が多く、特に水分代謝障害であると考えていただければいいと思います。
本来であれば、吸収されるべき水分が吸収されず、消化器内に残ります。
それにより、便が柔らかくなっているのです。東洋医学においては、水分をコントロールするのは熱です。この熱が少ないと水分は吸収されにくくなります。
ですから、冷たいものなどを多量に摂取すると、熱が奪われ下痢を起こしてしまいます。まず、消化器が暖まるような治療を鍼灸などで行い、普段の生活においては冷たい食べ物は避けて頂かなければなりません。
ずっと軟便の状態が続いていて、それが自分の体調としては当たり前と思っておられる方も多いようですが、それが続けば間違いなく体力は低下していきます。まずは、ご自分の体質を知って、無理のない食生活を心がけてください。
◎便秘
−冷えが原因のものが増えてます−
「便秘」においても、最近は冷えが原因で腸の働きが悪く、便秘になっている方が多いようです。また、食生活においても、繊維質摂取の減少も大きな要因です。
治療においては、まずは大腸を動かす指令を鍼灸などでツボ刺激によって行います。
これだけで、便が出る人もいますが、それ以外に原因がある場合は、もちろんその原因を除去しなければなりません。
日頃の生活においては、おなかを大腸の流れに沿ってマッサージすることやトイレに行く前に便を出すツボを指で刺激して頂いたり、視覚的に体内物質の流れを促進するといわれるカラーの「グリーン」を活用して、観葉植物や木の写真などをトイレにおいていただくというのも面白い方法です。
◎胃の痛み
−食前?食後?どちらですか−
「胃の痛み」には原因がたくさん考えられますが、ここでは「冷え」と「炎症」という2つに単純に分けてご説明したいと思います。
皆さんの「胃の痛み」は冷えているのが原因であるのか、炎症などの熱が原因であるのかを知る必要があります。
主に刺し込むような痛みがある場合は、冷えている場合が多いようです。
また、ぼうっとした痛みには、熱が原因となることが多いようです。
最終的には、漢方や鍼灸などで用いられる脈や舌の状態の診察で、原因を決定します。
胃薬を常用しておられる方も多くおられます。
胃薬の選び方としては、食前に痛くなるのか?食後に痛くなるのか?を確認してみてください。
もし、食後であれば、消化液が上手く放出されていない可能性があります。
また、食前であれば、消化液の過多の可能性があります。
薬局などで薬を買う際は、薬剤師の方にその点を伝えて頂くと適した胃薬を購入できると思います。
◎食欲がない
−疲れてますか?イライラしてますか?−
「食欲が無い」という方は、体全体が疲れているのか?もしくは、消化能力において、消化管が食物を下に送りにくい状態になっているのか?などを診ます。
もちろん、これ意外にもたくさんの理由が考えられますが、皆さんがご自分を判断するのにスタートはここからが良いと思います。
前者では、食後に胃が重くなったり、食後の症状にけだるさが伴う場合が多く、体の疲れが胃腸の疲れにまで影響を及ぼしていることが考えられます。まずは体全体に元気をつけていき、同時に胃腸の動きを助ける治療を施します。
後者では、主に肉体的や精神的なストレスにより、嘔気や嘔吐の症状などがある場合が多く、リラックスできる治療を施すことになります。
☆症状別のご説明
婦人科症状の治療
・生理痛
・生理不順
・更年期障害
消化器症状の治療
・便秘
・下痢
・胃の痛みや疲れ
運動器症状の治療
・肩こり
・腰痛
・五十肩
皮膚症状の治療
・吹出物
・肌荒れ
・アトピー
呼吸器症状の治療
・喘息
・気管支炎
・風邪症状
WHO世界保健機構により鍼灸治療の適応症が発表されています。