NHKスペシャルで、アトピー性皮膚炎のことがやっていました。
皮膚表面の角層には、ダニや食べ物などの抗原を防ぐバリアー機能があります。
フィグラリンというものがこれを担っています。
フィグラリンに異常がおきるとバリアの機能が弱り抗原が進入しやすくなります。
進入した抗原は、抗原提示細胞に捕らえられて異物とみなされるとリンパ球がこれを攻撃して炎症ををおこします。
アトピー発症のメカニズムだそうです。
で、どうするかというと、バリアを修復するためにステロイドを塗るそうです。
結局はステロイドを塗り続けなければならないという残念な結果でした。
薬に頼らずにバリアを強くする方法については有りませんでした。
医師がステロイドを患者の顔や首にていねいに塗っている光景が印象的でした。
長年悩まされ続けてきたアトピーが治ったというシーンがありましたが、これでは一生ステロイドを塗り続けなければなりません。
東洋医学では、皮膚と内臓の内膜は連動しているとされます。
確かに実際はつながっていて、実は一枚の皮膚なんですよね。
だから、胃炎などの胃腸の内壁が、皮膚の炎症につながるというんですね。
ですから、アトピー性皮膚炎は胃腸などの内臓から治ると東洋医学は言うんです。
面白いでしょ。
アトピーでお悩みの方は、一度内臓をいたわってあげてみてください。
良い効果が現れるかもしれませんよ。