東洋医学で体質を決める要素は?
東洋医学では、私たちは生まれながらにして異なる体質を持っており、その体質が健康状態や病気のかかりやすさに大きく影響すると考えられています。西洋医学でいう体質は、体格や遺伝的な要素が中心ですが、東洋医学では、もっと多角的な視点から体質を捉えます。
東洋医学では、体質は気・血・水という生命エネルギーのバランス、五臓六腑と呼ばれる内臓の働き、そして経絡と呼ばれるエネルギーの通り道によって決まると考えられています。
気・血・水:
これらのバランスが崩れると、疲れやすさ、肌荒れ、むくみなど、様々な不調が現れることがあります。例えば、気が不足すると疲れやすく、やる気が出ない、血が不足すると肌が乾燥したり、めまいがしたり、水が滞るとむくみやすくなったり冷え性になったりします。
五臓六腑:
肝、心、脾、肺、腎の五臓と、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の六腑は、それぞれが体の特定の機能を司っています。これらの働きに偏りがあると、体全体のバランスが崩れてしまいます。例えば、肝の働きが弱いとイライラしやすくなったり、脾の働きが弱いと消化不良になったりします。
経絡:
経絡の流れが滞ると、痛みや痺れ、冷えなど、様々な症状が現れることがあります。例えば、足の冷えは、腎経や肝経の経絡の流れが滞っている可能性が考えられます。

体質を知ることで得られるもの
自分の体質を知ることで、どのような生活習慣を送れば良いのか、どのような食事が合うのか、といったことがより明確になります。例えば、冷え性の人には体を温めるような食事や運動がおすすめですし、疲れやすい人には気力を補うような漢方薬が有効かもしれません。また、自分の体質に合った養生法を実践することで、より健康的な日々を送ることができます。
鍼灸で体質改善を
鍼灸は、体内の気・血・水のバランスを整え、五臓六腑の働きを活発にし、経絡の流れをスムーズにすることで、体質改善に効果的な治療法です。
体質に合わせた施術:
一人ひとりの体質に合わせて、鍼の刺す場所や強さ、灸の温度などを調整します。
自然治癒力を高める:
鍼灸は、体内の自然治癒力を高めることで、様々な症状の改善を促します。
副作用が少ない:
一般的に副作用は少なく、安心して受けられる治療法です。
まとめ
東洋医学の視点から、あなたの体質について考えてみませんか?
当院では、体質診断を行い、あなたに合った施術をご提案いたします。
ぜひ一度、ご相談ください。
