西宮のBeneGroup、甲子園鍼灸治療センターです。
鍼灸治療には、吐き気を抑える効果があります。
ですから、逆流性食道炎や乗り物酔い、その他にめまいや生理前症候群、更年期などに伴う吐き気症状にも効果を発揮します。
そんな吐き気止めの効果を歯科で使うとどうなるか。
そんなレポートが出ました。
歯の処理中のえずき症状を鍼で抑えてみようという実験です。
これがなかなかの効果なんです。
イタリア、パレルモ大学の研究です。
歯医者でいつもえずいてしまう20人の歯型取りを、通常どおりと鍼治療をしたのと両方でやってみたそうです。
すると、吐きそうな最高状態が10とすると、いつも通りの型取りでは平均7だったのに対し、鍼治療をしたままでだと平均1となりました。
えずき抑制効果、高いですよね。
鍼灸治療にたずさわるものからすると、吐き気を抑えられるのは当然の現象ですから、驚く内容ではないのですが、面白い実験と結果ですよね。
参考:Acupuncture could help in the dentist’s chair
http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/news/fullstory_142976.html