不妊治療。高温期で卵をかえします。

西宮の鍼灸院 甲子園鍼灸治療センターです。

 

高温期は、卵から赤ちゃんに育てる時期

 

女性の体は、基礎体温表の低温期と高温期というサイクルで回っています。

では、着床した卵を孵化させるのに重要なのは、どちらでしょう?

 

受精卵が赤ちゃんになっていくのは、高温期です。

 

鳥が、卵を温めて、孵化させるのと同じですね。

ですから、高温期がちゃんと作られないと、受精卵が赤ちゃんになりにくいですし、下手をすると胎児が育たない不育症になりかねません。

 

高温期は、約5ヶ月続くとされています。

つまり、お腹の赤ちゃんが安定するまで、温めたいとお母さんの体が考えているということなのでしょう。

 

 

基礎体温表の高温期をチェックしましょう。

 

基礎体温表を見てみてください。

 

高温期は、ちゃんとありますか?

乱れていませんか?

受精卵着床後に、高温期を5ヶ月間維持できる自信はありますか?

 

婦人科の不妊治療後、妊娠が確認できても、不育症で育たないということは未だに多くみられます。

妊娠をする事も大切ですが、目的は赤ちゃんをその手に抱くことです。

妊娠したら、もう、お腹に子どもを抱いているのです。

それは高温期と深く関わっているということを理解していただいて、普段から高温期をきれいに作る努力をしましょう。

 

鍼灸の不妊治療で、高温期作り

 

不妊治療で高温期をきれいにするための鍼灸治療では、左の三陰交穴を中心に治療を構成していきます。

できるだけ、血液を腰にもっていき、子宮に栄養を送るような治療になります。

その他に、普段から下半身を冷やさず、温める生活を行なっていことが重要です。

 

今は、子ども虐待などがよく言われていますが、妊娠が確認できた時点で、子どもをもう抱いているのです。

お腹や腰を冷やして生活している妊婦さんにはこう言います。

「これは胎児虐待ですよ」

 

妊娠前から高温期を維持できるようにしておきましょう。

妊娠中に高温期を乱すような生活をして、胎児をいじめるなどということにならないよう注意してください。