今日は啓蟄(けいちつ)、虫も動き出す暖かさのはずが・・・
今日は2014年3月6日、啓蟄(けいちつ)です。
啓蟄の日は、 冬ごもりをしていた虫が、春の暖かさで外に這い出してくる日。
でも、今日は粉雪が舞うほどの寒さでしたね。
今日は、兵庫県の世界遺産・国宝姫路城では、恒例の「こも外し」が行われました。
「こも」とは、「こも巻き」のことで、木にわらを巻くことです。
冬の間、松の木にわらを巻いてあるのを見かけるでしょ。
あれです。
こもの中は温かいので、この中に害虫たちは入り込んできます。
温かさで、害虫を誘い込むわけです。
松の木が寒がるから巻いているわけではないのです。
そして、季節が春になり温かくなると虫が活動を始めるので、その前にこのこもごと処理するのです。
1960年代に始まったとされる春の訪れを告げる風物詩なのだとか。
今日のように、こんな寒い日でも、取り外されたこもの中で虫たちはもぞもぞと動き回っていました。
啓蟄とは、その文字自体が、閉じこもっていた虫が開放されるという意味の言葉です。
私たちの体も、体内からもぞもぞと動き出したい気持ちが高まってくるはずなんです。
皆さんはいかがでしたか?
とても寒い日でしたが、体や気持ちは活動的な感じがしませんでしたか?
さぁ、気持ちも体も、冬という季節から抜け出し、春に備えて大きく伸びをしましょう。
週明けごろまで寒い日が続くそうですが、その後は平年並みの気温に戻るそうですよ。