「肩がガチガチでつらい…」「マッサージしてもすぐ戻る…」
西宮市や甲子園にお住まいの皆さん、国民病ともいえる肩こりにお悩みではありませんか? 同じ肩こりでも、その原因は人それぞれ。甲子園鍼灸治療センターでは、単に肩を揉むだけでなく、その「なぜ肩が凝るのか」という根本原因を東洋医学の視点から深く探り、最適な鍼灸治療をご提案します。
「肩こり」は肩の過緊張、その原因はどこに?
肩こりとは、肩周りの筋肉が過剰に緊張している状態を指します。しかし、なぜその過緊張が起こるのかを知ることが、根本改善への第一歩です。肩に過緊張を引き起こす原因は、実に多様です。
- 精神的ストレスによる心身の緊張
- 体の冷えによる血行不良
- 風邪などの感染症による体調不良
- 睡眠不足や睡眠障害
- 胃腸の不調や肝臓の不調
- 胸焼けなどの消化器症状
- 喘息などの呼吸不全
- 昔の怪我の後遺症
など、一見肩こりとは関係なさそうに見える要因も、実は深く関わっていることがあります。
「肩こり」と「葛根湯」から見る東洋医学の知恵
昔から肩こりに効果があるとされてきた漢方薬に「葛根湯(かっこんとう)」がありますね。葛根湯は、元々風邪薬として知られていますが、なぜ肩こりにも効くとされてきたのでしょうか?
それは、葛根湯が体を温め、風邪を治し、そして胃腸の働きを整える作用があるからです。これらの効果によって、結果的に肩こりが改善することがあったのです。
このことからもわかるように、東洋医学では古くから、体の様々な不調が肩こりにつながるという考え方がありました。風邪をひいていないのに葛根湯を飲む必要はありませんが、体が冷えているなら温める、胃腸の調子が悪いならその治療をする、といったように、根本原因にアプローチすることで肩こりは改善できるということです。
イライラが肩こりに?内臓と精神状態の深い関係
精神的なストレスも、肩こりの大きな原因となります。東洋医学では、感情と内臓が密接に関わっていると考えます。
- イライラ: 肝臓にストレスがかかりやすい
- くよくよ悩む: 脾臓や胃に負担がかかりやすい
- 悲しみ(泣くほど): 呼吸が乱れ、肺に負担がかかりやすい
これらの内臓への負担が、巡り巡って肩こりを引き起こすことがあります。
日常生活の精神的ストレスを完全に無くすのは難しいですが、それによって負担を受けている内臓のケアや、不眠といったストレスからくる症状を取り除くことは可能です。鍼灸治療によって内臓の状態が改善し、体力がついてくると、精神的なストレスにも負けにくい、丈夫な体へと変わっていくというのも、東洋医学ならではの治療効果です。
「左の肩こり」「右の肩こり」にも違いが!あなたの肩こりはどちら?
ここまで様々な原因をご紹介しましたが、肩こりの症状の現れ方にも違いがあります。特に、左右どちらの肩が凝るかによって、その背景にある体質や不調のサインが異なります。
左右の肩こりの原因例
- 左肩こり:
- 胃腸の不調: 慢性的な左肩こりの場合、胃腸の働きがうまくいっていないことが多いです。
- 冷え性: 特に寒い季節に現れる左の肩こりは、冷えが原因と考えられます。
- 初期の風邪: 急性の左肩こりでは、風邪などの感染症の兆候であることもあります。
- 右肩こり:
- 睡眠不足・寝不足: 右側に症状が出やすい傾向があります。
- 精神的イライラ: ストレスが原因の場合、右肩に現れることがあります。
- 肝臓機能低下: アルコールの飲み過ぎや油ものの摂りすぎ、過剰な薬物摂取などが原因で肝臓に負担がかかっている場合、右肩に症状が出やすいです。
このように、肩こりの左右差から、ご自身の体調を推測し、生活習慣を見直すヒントが得られます。
「慢性」か「急性」か?肩こりの変化を捉える
「ずっと肩こりがあるから慢性」と思いがちですが、もし一度良くなることがあるなら、それは一時的な「急性の肩こり」が原因となり、それが繰り返されている可能性が高いです。
- 急性: 何らかの明確な原因(ストレス、冷え、姿勢の悪化など)で急に肩が凝り、しばらくすると治まる。
- 慢性: 症状が全く変わらずに、常に肩こりを感じている状態。
季節の変化や気温の変動で肩こりが出たり引っ込んだりする場合は、その変化を察知することで、原因が日常生活の中に潜んでいないか、より深く考えることができます。まずはご自身の肩こりの発症パターンを観察してみましょう。
西宮市甲子園の鍼灸院「甲子園鍼灸治療センター」の肩こり治療
甲子園鍼灸治療センターでは、肩こりの原因が様々であるため、患者様お一人おひとりの状態と根本原因を丁寧に診断し、それに合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を行います。
鍼灸治療の例
- 右の肩こりの場合(肝臓や熱の関連): 体の中の余分な熱を取り除き、肝臓の働きをサポートするツボを中心に使います。例えば、肘にある「左曲池穴」、胃腸を整える「右足三里穴」、体の熱を冷ます「右太渓穴」や「右行間穴」などです。
- 左の肩こりの場合(胃腸や冷え、風邪の関連): 冷えを取り除き、内臓の働きを活性化させるツボを中心に使います。例えば、手にある「左右合谷穴」、足にある「左臨泣穴」、体の水分代謝を高める「左復溜穴」や「左公孫穴」などです。
このように、単に凝っている場所に鍼をするだけでなく、肩こりを引き起こしている全身のバランスや内臓の状態にアプローチすることで、根本からの改善を目指します。
西宮市・甲子園で「肩こり」にお悩みなら当院へ
「長年の肩こりを何とかしたい」「原因不明の肩こりに悩んでいる」
もしあなたが西宮市や甲子園、鳴尾町、甲子園口など、周辺地域で頑固な肩こりにお悩みでしたら、ぜひ一度甲子園鍼灸治療センターにご相談ください。
阪神甲子園駅から徒歩約7分とアクセスしやすい立地です。あなたの肩こりの「本当の原因」を見つけ出し、健康的で快適な毎日を送れるよう、私たちがお手伝いさせていただきます。
皆様の健康と幸せを願っています。
