秋になり、空気は乾燥して、寒さが増してきました。
カゼにご注意ください。
さて、カゼは、「風邪」と書きます。
よこしまな「風」というように解釈すればよいでしょうか。
まぁ、悪さをしている「風」ということでしょうね。
風でも、暑い夏に当たる涼しい風は、気持ちいですよね。
でも、秋から冬にかけて、寒さ厳しい季節に当たる風は、首すじ背すじがぞくっとします。
首すじに、「風府」と「風池」というツボがあります。
東洋医学では、このツボから風が入りカゼをひく、というように考えているようです。
実際に、ここをマフラーなどでカバーしておくと、確かに温かく、カゼを引きにくいと思います。
東洋医学のツボに使われている漢字には、しっかりと意味があるんですね。
昔の人は本当にすごいですね。
そして、この「風府」と「風池」は、カゼの入口なのですが、出口としても使えます。
つまり、ここに鍼をすることで、カゼを治療できるとされています。
でも、揉んではダメですよ。
カゼは揉むと悪化する場合があります。
そうですねぇ・・・、
おすすめの方法は、軽く摩ることですね。
摩るというより、擦るぐらいが良いかもしれません。
この方が、悪化することなく、幾分、カゼでゾクッとした首すじが温まって緩む感じがしますよ。