呼吸の乱れは、胸の詰まりが原因
喘息・小児喘息・気管支炎は慢性の風邪が原因の場合も
喘息などの呼吸器症状は、東洋医学においても西洋医療と同じく呼吸器の慢性的な炎症を考慮に入れる必要があります。
ですが、東洋医学では、もっと大きくとらえて、胸全体、もしくは胸部と下腹部のバランスなどもチェックしていきます。
息が吸えないのか?
それとも息が吐けないのか?
を診るのも大変に重要なことです。
単純に息を吸えないのであれば、体内における下降力が低下していることが考えられます。
それを臓器の機能に当てはめると、胃や小腸など消化管などの運行機能が低下しているなどに当てはめることができます。
今は、多くの方が過食などで、消化機能を低下させており、このパターンに当てはまることが多く、小児喘息においてもほとんどがこれに当てはまります。
子供は消化器系が弱いので、消化をスムーズに行えるようにしてあげることにより多くは改善します。
また、息が吐けないのであれば、体内における上昇機能が低下していることが多く、血流の循環障害や肝臓などの栄養吸収機能の低下などがこれに当てはまります。
血圧が低いなどの体力低下なども見られます。
このように、喘息の治療は呼吸器系を中心においた全体的なバランスを確認し、治療する必要があります。
また、慢性的な風邪も喘息には良くありません。
肺の後ろ、つまり肩甲骨の辺りが冷えても喘息は悪化します。
絶えず、背中を温かく保ちましょう。
しかし、それではいつまでたっても呼吸器が自立できません。
呼吸器を強くするのにおすすめなのは、昔ながらの乾布摩擦です。
背中をこすることで、皮膚を厚く強くして、呼吸器を守ってくれます。