過敏性腸症候群（IBS）とは？
「お腹が痛くなるから、電車に乗るのが怖い。」 「急な便意で、仕事に集中できない。」
過敏性腸症候群（IBS）は、このような身体的な不調だけでなく、精神的な苦しみを伴う病気です。病院で検査をしても異常が見つからないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛が慢性的に続き、日常生活に大きな影響を与えてしまいます。
当院では、この**「心身の苦しみ」からの解放**こそが、治療の最終目的であると考えています。
西洋医学と東洋医学：アプローチの違い
西洋医学では、IBSの主な治療法は、症状を抑えるための対症療法（薬物療法）が中心となります。もちろん、これらの治療は症状の緩和に有効ですが、根本的な原因にアプローチするものではありません。
一方、東洋医学では、IBSの根本には自律神経の乱れという、心と体の密接な関係があると考えます。私たちの意思とは関係なく働く自律神経は、ストレスや不規則な生活によってバランスを崩し、それが腸の過敏な反応を引き起こします。
鍼灸が紐解く、心と体の繋がり
心と体の苦しみは、まるで絡み合った糸のようです。
どちらか一方を無理に解こうとしても、また別の場所で症状が現れてしまいます。当院の鍼灸治療は、この絡み合った糸を、根本から丁寧に解きほぐしていきます。
鍼灸は、全身のツボにアプローチすることで、乱れた自律神経のバランスを整え、あなたが本来持っている自然治癒力を引き出します。
- 自律神経の調整: 鍼灸の優しい刺激は、過敏になりすぎた神経を落ち着かせ、心身をリラックス状態へと導きます。
- 腸の動きの改善: 絡み合った腸の動きを正常に戻し、下痢や便秘といった症状を和らげます。
- 精神的要因への働きかけ: 身体がリラックスすることで、ストレスや不安感が軽減され、心の苦しみの悪循環を断ち切ります。
私たちは、単に症状を和らげるだけでなく、あなたの心身が本来持っている調和を取り戻し、「もう大丈夫」と心から思えるようになることを目指します。
当院だからできる、あなただけのオーダーメイド治療
IBSの症状は一人ひとり異なります。私たちは、丁寧なカウンセリングと東洋医学独自の脈診、腹診を通じて、あなたの体質と症状の根本原因を特定します。
- 過度なストレスから来るタイプ
- 冷えによって腸の動きが悪くなるタイプ
- 生活習慣の乱れによって引き起こされるタイプ
このように、同じIBSでも、原因は様々です。当院では、あなたの状態に合わせて、最適なツボを選定し、最も効果的な施術を行います。
もう一人で悩まないでください
慢性的な下痢や便秘は、日常の喜びを奪い、心を疲れさせてしまいます。
鍼灸は、副作用の心配がほとんどなく、あなたの心身に寄り添いながら、根本からの解放をお手伝いします。西宮市甲子園という地域に根ざし、お一人おひとりの苦しみに真摯に向き合います。
もしあなたが、どこに行っても改善しなかったお腹の不調で、心身ともに疲れ果てているなら、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、あなたが再び自分らしく、毎日を笑顔で過ごせるよう、全力でサポートいたします。