坐骨神経痛の鍼灸治療
腰から足に広がるしびれを改善します。
西宮市甲子園の鍼灸院で坐骨神経痛がもたらす心身のつらさを改善
腰からお尻、太ももの裏側、ふくらはぎ、そしてかかとや足首まで。
片方の下肢を広範囲に襲う、激しい痛みやしびれ。「坐骨神経痛」という診断名が、あなたの心身につらさをもたらしていませんか？
- 痛みで座っていることすらつらい。
- 歩くのが困難で、足を引きずってしまう。
- 好きな活動も諦めざるを得ない。
単なる症状ではありません。この坐骨神経痛がもたらす心身の「不自由さ」を、あなたは一人で抱え込んでいませんか？
甲子園鍼灸治療センターは、その具体的な坐骨神経痛の症状についてお話をうかがい、患者様に合わせた治療をご提供しています。
坐骨神経痛とは？その症状と見過ごされがちな原因
坐骨神経痛は、坐骨神経という人体で最も太い神経が圧迫されることにより、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足の裏にかけて痛みやしびれが生じる症状の総称です。あくまで症状名であり、その背景には様々な原因が隠されています。
坐骨神経の走行
坐骨神経は、腰椎の4番目・5番目の神経と仙骨の前面から始まり、お尻、太ももの後ろ側、ふくらはぎ、足の外側へと走行しています。この神経に沿って症状が出ることが特徴です。
よくある症状の例
坐骨神経痛の症状は患者様によって様々で、痛みやしびれの強さも異なります。
- 腰・お尻の痛み: 特に片方の臀部から始まることが多いです。
- 下肢への放散痛・しびれ: 太ももの後ろ側、ふくらはぎ、すね、かかと、くるぶし、足の裏まで広がります。
- 運動制限: 前かがみになれない、体を後ろへ反らせない、座っていられないなどの動きの制限。
- 歩行困難: 痛みやしびれで足を引きずる、歩きにくいなどの症状。
- 筋力低下・感覚異常: 足に力が入らない、足を触ると感覚が鈍い（冷え、鈍感など）といった症状。
下肢を伸ばした状態で仰向けに寝て、足をゆっくり持ち上げると痛みが増す「ラセーグ兆候」が見られることもあります。
見過ごされがちな本当の原因
坐骨神経痛を引き起こす原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎分離症・すべり症、脊椎腫瘍などが挙げられます。しかし、腰椎ヘルニアと同様に、CTやMRIでヘルニアが見つかっても症状が出ない方もいれば、画像には異常がないのに、強い痛みやしびれに苦しむ方も少なくありません。
これは、坐骨神経痛の原因が画像診断だけでは分からない部分にあることが多いからです。
- 筋肉の緊張: 特に腰やお尻周りの筋肉が緊張し、坐骨神経を直接圧迫しているケースが多く見られます。画像では捉えにくいこの「筋肉の緊張」こそが、痛みの真の原因となっていることがあります。
- 東洋医学的な要因: 「冷え」や「湿気」といった環境要因、または「腎（じん）」の機能の低下（精力減退、足腰の弱りなどを指す「腎虚」）や血流の滞り（「淤血」）など、体全体のバランスの乱れが坐骨神経痛を引き起こし、慢性化させていると考えられます。
これらの見過ごされがちな要因が、あなたの坐骨神経痛を「終わりのない苦しみ」にしている可能性があるのです。
西洋医学での治療と鍼灸の役割
西洋医学では、坐骨神経痛に対して鎮痛薬や筋弛緩剤の内服、座薬、牽引療法などが用いられます。これらで効果が見られない場合、手術が選択肢となることもあります。
しかし、長期間の鎮痛剤服用は胃腸を壊すなどの副作用を引き起こすことがあります。また、原因が不明確な場合、痛みを抑えるだけの対症療法が続き、根本的な解決に至らないことも少なくありません。
そこで、西洋医学で有効な手段が見つからない時や、副作用が心配な時には、鍼灸治療が大きな力を発揮します。当院の鍼灸治療は、西洋医療と並行して受けていただくことも可能です。
甲子園鍼灸治療センターの「坐骨神経痛へのアプローチ」
坐骨神経痛がもたらすしびれをその根根本の治療を目指します。
【3つのステップで心身のバランスを整えます】
- 坐骨神経痛の症状はもちろん、その他の症状も含め丁寧なカウンセリング行います。睡眠、食生活、仕事や人間関係のストレスを丁寧にヒアリング。脈診や舌診など東洋医学独自の診察法を組み合わせ、「苦しみ」の真の原因を深く探ります。
- 心身の繋がりに基づき、あなたの体質と坐骨神経の症状を治療するため、お一人お一人に合わせたツボを選定します。
- 坐骨神経の鎮静: 患部に近い環跳穴、膝裏の委中穴、ふくらはぎの承筋穴などを使い、神経の過剰な興奮を鎮めます。
- 全身バランスの調整: 手の甲にある腰腿点、合谷穴、後谿穴、足の甲の衝陽穴、臨泣穴、背中や腰の脾ゆ穴、大腸ゆ、八髎穴など、体全体のバランスを整えるツボを組み合わせて使用します。
- 根本原因へのアプローチ: 東洋医学で坐骨神経痛と深く関わるとされる「冷え」「湿気」を取り除き、血流を改善します。「腎（じん）」の働きを補い、衰えた生命力を高める治療も行います。鍼で筋肉の緊張を緩め、血流と気の巡りを整えることで、坐骨神経の圧迫を軽減し、痛みのない快適な体と心身の安らぎを感じていただけます。
- 施術後は治療効果を継続させ、再発を防ぐためのカウンセリングをも行ないます。
- 生活習慣の見直し: 筋肉が硬くならないような姿勢や体の使い方を身につけるアドバイス。
- セルフケア指導: 自宅でできる簡単なストレッチやツボ押し。
- 東洋医学の養生法: 「冷やさない」「体を温める」といった体質改善のための養生法など。
坐骨神経痛がもたらす「しびれのつらさ」を諦めないでください
坐骨神経痛は、あなたの生活の質を著しく低下させ、心身ともに大きな「つらさ」となります。一人で抱え込まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。
あなたの症状を丁寧に診察し、東洋医学の知見に基づいた鍼灸治療で、お悩みが改善されるよう、心を込めてサポートいたします。