生理不順のいろいろ

生理周期と生理不順

女性の生理周期は、約28日です。

月経が約1週間。

そして、生理が終わり、排卵まで1週間。

その後、高温期が2週間。

合わせて、4週間で28日の周期というわけです。

この周期が、乱れるもの全般を生理不順と呼びます。

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生理不順の種類はさまざま

生理不順には、いろいろなパターンがあります。

  • 生理、低温期、高温期の周期が乱れる「周期不順」
  • 生理のとき以外でも出血してしまう「不正出血」
  • 生理が止まってしまう「無月経」
  • 生理周期が長い過ぎる、または、短すぎるもの
  • 生理出血が多すぎる、少なすぎるもの

など、さまざまです。

胸にハート

まずは、基礎体温表で状態を確認

生理不順には、さまざまなものがありますが、生理、低温期、高温期の生理周期がどのような状態でおとずれているのかを把握することが大切です。

基礎体温表は、女性の温度変化を把握するためのものです。

計測には、基礎体温用の体温計を使います。

今は、便利なものでは、計測データを管理してくれるものまであります。

体温計の計測は、規則正しく行なわなければなりません。

かならず、体温計の説明書を読んで、正しく計測しましょう。

基礎体温表とは

女性の体には、規則的なホルモンバランスの変化により、周期的な体温変化がおこります。

その周期を表にしたものが、基礎体温表です。

基礎体温は、高温期と低温気に分かれています。

この周期の切り替えが、スムーズに行なわれていることが理想です。

ですが、女性の体は、精神的ストレスなど体に負担をかける生活を行なうと、正しい生理周期を維持できなくなってしまいます。

基礎体温表を見ることにより、どのような種類のストレスがかかっているかを知ることができるのです。

生理不順の鍼灸治療

当治療院では、生理不順の原因を「基礎体温表」と診察診断により、ツボを使い分けて治療します。

それは、同じ生理不順の症状でも、基礎体温表を見ると、原因が違う場合があるからです。

その原因にそって治療を行ないます。

そして、ホルモンバランスを調整し、正確な体温周期を作り、生理周期を正常な状態にととのえます。

また、生理周期は体内の血液循環と深い関係があると東洋医学では考えられています。

「血の道症」と呼ばれる理由がここにあります。

体内の血液量や循環を調節するために、内臓の機能調整も同時に治療します。

普段からの精神的ストレスや生活不摂生などで体内に負担をかけると、生理周期が乱れるのも内蔵の不調から血液に悪影響が出るからとされています。

日常の生活では、内臓に負担をかけるような不規則な食事やダイエットなどはやめていただき、規則正しい食生活や睡眠を行うことが大切です。