西宮の鍼灸院、甲子園鍼灸治療センターです。
めまいは、不安です。
生活を不安にさせる「めまい」。
メニエール病は、めまいの症状でよく知られた病名です。
メニエール病というのに、明確な治療法が見つかっていません。
厚生労働省の特定疾患で難病指定を受けています。
ですが、医療費の助成のある特定疾患治療研究事業対象ではなありません。
この病の元は、内耳の水ぶくれ状態(内リンパ水腫)であるとされています。
体内の水分を操作する治療法が有効とされ、利尿剤や水分摂取コントロールなどが、主な西洋医学での治療法とされています。
メニエール病というのは、そのもので死に至るわけではないのですが、めまい症状が何の前触れもなく現れるため、大きな怪我につながりかねません。
そのことに、多くの患者様は不安を抱いています。
鍼灸の治療では、メニエール病という病名にこだわらず、患者様の持っている症状にあわせて治療を行います。
メニエール病では、めまいを中心に、難聴や耳鳴りを伴います。
やはり、鍼灸治療では耳中心の治療になりますが、何が耳の部分に影響を及ぼしているかは、脈や舌の状態を見ることで、東洋医学的な判断を行います。
必ずしも、水分代謝が原因とは考えられない場合もあります。
イライラなどの精神的なものや、消化機能低下がバックグラウンドに潜んでいることも多いのです。
一度定着してしまうと、コントロールが難しくなるメニエール病のみならず、めまい全般。
早めに対処をして、丁寧な治療と体にあった生活改善を行うことが重要です。