傷寒論の鍼灸運用⑥ 陽明病
プロ用伝統鍼灸講義です。
今回は、傷寒論の陽明病です。
全1回です。
中華伝承医学会の講義を公開用スライドにしました。
傷寒論の主な証の考え方や脈状、症状、鍼灸配穴を説明しています。
腹部の熱化と便秘
傷寒論の陽明病は、少陽病の胸脇苦満が腹部に至ったものです。
熱が腹部を襲い、水分が少なくなり、便が乾いて硬くなり、便秘になります。
発熱した患者様が鍼灸院に来院することはないでしょう。
このスライドの内容も便秘治療に活用できると思います。
それも、少陽病のように脇の締め付けによるものではなく、乾いて硬くなった便の排泄効果として使えることになります。
陽明病の患者様が来ることはまず無いと思いますが、似たような症状に転用することはできると思います。