「なんだか顔にシミが増えた気がする…」「生理痛が毎月ひどい…」
西宮市や甲子園にお住まいの皆さん、こうしたお悩み、もしかしたら東洋医学でいう「血(けつ)」の異常が関係しているかもしれません。伝統医学では、私たちの体には「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3種類の重要な循環物が流れていると考えられています。
甲子園鍼灸治療センターでは、この「気・血・水」のバランスを診ることで、皆さんの体の不調の根本原因を探り、最適な鍼灸治療で全身の巡りを改善し、健康な体を取り戻すお手伝いをいたします。
「気・血・水」で考える体の巡り
東洋医学において、私たちの健康は「気・血・水」のバランスとスムーズな流れによって保たれていると考えます。
- 気(き): 生命エネルギーそのもの。空気、体内電流、栄養素の働きなど、目には見えないけれど体を動かす原動力となるものです。
- 血(けつ): 西洋医学でいう血液のこと。全身に酸素や栄養素を運び、体を潤す働きをします。
- 水(すい): 血液以外の体液全般(リンパ液、消化液、細胞液など)。体温調節、潤滑、老廃物排出など、様々な役割を担っています。
これら3つの要素は互いに関連し合い、それぞれが滞ったり、不足したり、過剰になったりすることで、その特性に応じた様々な症状が発症します。東洋医学の目的は、どの循環物にどのような問題が生じているかを診察で見極め、それらを調整することで全身の循環を改善し、症状を根本から治すことです。
「血」の異常で起こる症状とは?
「血」とは、現代医学でいう「血液」のこと。この「血」に異常が生じるということは、体内の血流が滞っている状態、つまり「瘀血(おけつ)」があると考えられます。
血流が滞りがちになると、以下のようなサインが現れることがあります。
- 視覚的な変化:
- 血管の怒張: 皮膚の表面に血管が浮き出て見える。
- 舌の裏側の静脈: 舌の裏側にある静脈が太く、目立つようになる。
- 顔のシミ: 特に女性で、顔に多くのシミが現れることが多い。
- 触診による所見:
- 橈骨動脈(とうこつどうみゃく): 手首の親指側にある動脈を指で押さえてみると、血液の流れがザラザラとしてスムーズでない感触がある。
- 女性特有の症状:
- 生理不順: 月経周期が不安定になる。
- 生理痛: 月経時に強い痛みを伴う。
このように、血流が良くない状態は、特に女性にとって非常に不快な症状や見た目の変化を引き起こす要素となり得ます。
「血」の滞りを治す!鍼灸によるアプローチ
東洋医学の鍼灸治療は、この「血」の流れを改善し、滞りを解消することに非常に効果的です。
「血」が滞る原因は多岐にわたるため、その根本原因に応じて使用するツボは変わってきますが、代表的なツボとして三陰交穴(さんいんこうけつ)がよく用いられます。
- 三陰交穴(さんいんこうけつ): 足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、婦人科系の症状や血流改善に広く用いられます。特に女性の健康にとって重要なツボです。
女性特有の「血」の滞りへのアプローチ
女性の場合、貧血などで「血」そのものが不足し、その結果として血流が悪くなることも多く見られます。このような「血」の不足(血虚:けっきょ)に対しては、以下のようなツボも使って「血」を補い、流れを改善していきます。
- 曲泉穴(きょくせんけつ): 膝の内側にあるツボで、肝臓の働きを助け、血の巡りを整える効果が期待できます。
- 陰谷穴(いんこくけつ): 膝の裏側にあるツボで、腎臓の働きをサポートし、体内の潤いや血の生成を助けます。
「血」は、全身の細胞に栄養を送り届ける、体にとって非常に大切な成分です。体内で良質な「血」をしっかりと作り、それを全身に滞りなく巡らせることは、健康維持の基盤となります。特に女性にとって、「血」に関する症状は、将来の健康のためにもしっかりと治しておくべき重要なポイントです。
西宮市・甲子園で「血」の滞りにお悩みなら当院へ
「生理痛がひどくなっている…」「シミや顔色の悪さが気になる…」「体が冷えやすい…」
もしあなたが西宮市や甲子園、鳴尾町、甲子園口など、周辺地域で「血」の滞りや女性特有のお悩みにお困りでしたら、ぜひ一度甲子園鍼灸治療センターにご相談ください。
阪神甲子園駅から徒歩約7分とアクセスしやすい立地です。当院では、東洋医学の視点からあなたの「気・血・水」のバランスを丁寧に診断し、個別の症状や体質に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療で、「血」の巡りを改善し、心身ともに健康な状態へと導きます。
皆様の健康と幸せを願っています。
