不妊鍼灸:アゴのふきでものは腰の冷えが原因。

高温期に妊娠。腰の冷えは厳禁です。

妊娠するためには良い卵子を作ることも大切ですが、受精がおこる高温期も大切。

妊娠後は、高温期がずっと続きます。

おなかの中で、赤ちゃんを温め育てているんですね。

アゴにふきでものができるのは、腰の冷えが原因ということも多く、不妊治療を受けておられる方にはぜひ治していただきたい症状の一つです。

人の顔には体の不調が表れます。

顔色が悪い。

肌がカサつく。

吹き出物が同じところにできる。

こういった体のサインとして読み取って、不妊体質の原因となるものは取り除いていくべきなんです。

その肌の不調、年齢が原因ではないかもしれませんよ。

東洋医学の望診、その中に顔を診る診察法があります。

東洋医学には、顔を見ることで体調を推測する診察診断法があります。

顔のつやが黒ずんでいるときは、冷えているか寝不足でかなり疲れています。

全体的に赤いときは、ストレスがかかっていたり発熱しています。

ふきでものは、出ている場所と関係のある内蔵が疲れています。たとえば、おでこなら大腸。鼻なら胃といった具合です。

健康な人は肌つやが良いと東洋医学では考えられています。

毎日鏡を見る女性なら、よくお分かりのことと思います。

疲れている日などは、肌のコンディションは悪いものですから。

顎周りのふきでものは、下半身の異常。

ストレスが原因で月経のリズムが不安定になったりすると、その症状は下半身にでます。

また、月経量にも影響が出ます。

基礎体温表がくるったりもします。

そうしたものが顔の下側、アゴのあたりの異常として見られるのです。

アゴに吹き出物ができて治りにくかったり再発をくりかえすようなら、子宮に何らかの問題が発生しているかもしれません。

気をつけてくださいね。

鍼灸で治療。

腰の冷えが原因で、不妊やそれに伴うアゴの吹き出物が出ている場合は、ツボなら左の三陰交穴、そして太衝穴などを使います。

そして、仙骨にある八りょう穴。

のぼせて腰が冷えているなら、右の行間穴を使うこともあります。

そうやって、腰に血が集まって温かくなる治療をします。

妊娠は、子宮でするものです。

そして、高温期に受精は行なわれます。

顔を診て、アゴ周りに異常がないかを見て、下半身が温かく良い状態になっているかを確認してみましょう。