子どもを望んでも、なかなか恵まれない人が増えています。
たとえできたとしても、生まれるまで油断できない。
妊娠は病気ではないと扱われていた昔とは違い、妊娠する前から妊娠中、出産まで病気扱いの現在。
今では、子供が欲しいと思ったら、まず婦人科を受診。
そして、子宮や卵巣に異常は無いか検査。
それから、妊活スタート。
不妊という国民病。
時代が変わったのだな、と思います。
鍼灸治療でも不妊治療があります。
その効果が、論文で発表され、新聞に載り、今では当たり前に皆さん受けられています。
当院には、10年以上前から不妊の患者さんたちが来院されていますが、あの頃はみんなあまり話したくなさそうにご相談にいらっしゃっていました。
それが今では不妊治療をお願いしますとストレートな問い合わせが普通になりました。
鍼灸治療は、生理周期にそって行ないます。
主に考えることは2つです。
・良い卵子を作る
・子宮の環境を良くする
当たり前のことですね。
鍼灸治療も西洋医療と同じで、生理周期に合わせてツボを変えて治療をします。
ですから、不妊の患者さんの問題点、
・卵子ができにくいのか?
・着床しにくいのか?
を聞いて治療を進めます。
そのために、基礎体温表を参考にして、
・生理周期の長さ
・低温期体温
・排卵タイミング
・高温期体温
などをグラフでチェックします。
そして、生理周期の乱れがあれば、生活環境、食事、職業などから問題点を導き出すオンリーワンの治療方針を作ります。
子宮や卵巣に問題がある場合でも、鍼灸治療により体質改善を行います。