「冷え性だから、毎日ショウガを摂っているのに、なんだか体がスッキリしない…」
西宮市や甲子園にお住まいの皆さん、体を温める食材として有名なショウガ。冷え性対策に取り入れている方も多いのではないでしょうか? しかし、実はショウガには「体を温める効果」と「体を冷やす(不要な熱を除く)効果」の両方があることをご存知ですか?
甲子園鍼灸治療センターでは、東洋医学の知恵に基づき、食材の持つ奥深い効能を最大限に活かす方法をお伝えしています。今回は、ショウガの意外な二面性と、季節や体調に合わせた賢い使い分けについてご紹介します。
ショウガの二面性:温めるショウガ、冷やすショウガ
ショウガは、料理に欠かせない万能食材であり、漢方薬としても古くから重宝されてきました。薬膳の基本的な知識として、ショウガは体を温める作用があることは広く知られています。しかし、調理法によってその効果が大きく変わるのです。
「生」で食べると、体に不要な熱を除く
意外に感じるかもしれませんが、生のショウガには、体内の不要な熱を取り除く(清熱・解熱)効果があると言われています。
体の中に余分な熱がこもっていると感じる時(例えば、顔がほてる、口が乾く、体の中に熱がこもっている感じがするなど)は、生のショウガを摂るのがおすすめです。
夏場に冷奴やキュウリの浅漬けに千切りにした生のショウガを添えると、料理の風味が増すだけでなく、体の中の熱を適度に冷ましてスッキリさせてくれます。
「火を通す」と体を温める
では、一般的に知られている「体を温める」ショウガの効果を得るにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単、火を通したショウガを食べることです。生の状態では体内の熱を除く作用が強いショウガも、加熱することで体を温める作用が強くなります。
冬場の鍋料理に入れたり、鶏肉と一緒にスープにしたりするのも良いでしょう。鶏肉も体を温める食材なので、相乗効果で体をポカポカに温めてくれます。
「乾燥させる」ことでも体を温める
ショウガの水分を飛ばして乾燥させたものも、体を温める効果が非常に高いです。漢方生薬では、乾燥させたショウガを「乾姜(かんきょう)」と呼び、体を温める力が強いとされています。
ショウガを薄切りにして、天日干しするだけでも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。乾燥ショウガは、お茶にしたり、料理に使ったりと、様々な方法で活用できます。
季節と体調に合わせてショウガを使いこなそう
このように、ショウガは生の状態で摂るか、加熱・乾燥させて摂るかで、体に与える影響が変わってきます。
- 夏場など、体に熱がこもりがちな時: 生のショウガを料理に添えて、体内の余分な熱を取り除き、スッキリ感を高めましょう。
- 冬場や、冷えを感じる時: 火を通したショウガや乾燥ショウガを積極的に摂り、体を内側から温めましょう。
季節やご自身の体調に合わせてショウガの調理法を使い分けることで、ショウガの持つ薬効を最大限に引き出し、より健康的な食生活を送ることができます。
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阪神甲子園駅から徒歩約7分とアクセスしやすい立地です。当院では、東洋医学の専門家として、あなたの体質や現在の体調を丁寧に診察し、食養生のアドバイスを含めたオーダーメイドの鍼灸治療をご提案いたします。
皆様の健康と幸せを願っています。
