寝違え-落枕

朝、眼が覚めると痛くて首が回らなくなる。

別に借金があるわけでもないのに。

寝違いですね。

お金の工面が付かなくなると本当に首の動きが悪くなって首が回らなくなるんだ、なんて話も聞いたことがあるのですが本当かどうかは定かではありません。

ですが、朝起きて首が痛いのは、寝違いです。

寝違いは、中国医学の用語では「落枕(らくちん)」といいます。

夜中に寝る姿勢が悪いために朝になると首や肩が痛むことを指します。

ひどい時には、僧帽筋などの首の周りの筋肉が板状につっぱってしまい、前後左右どの角度にも曲げることができなくなります。

こんな時は、揉んだり触ったりしてはいけません。

あんま・指圧・マッサージなどは厳禁。

もちろん自分で叩いたり、揉んだり、マッサージ棒で押したりもいけません。

板状につっぱった筋繊維を傷つけることになるからです。

揉んで傷つけると、打撲や捻挫状態になってしまいます。

そうすると、完治するのに1週間以上かかります。

寝違いの原因は様々です。

首の冷えや胃腸の疲れ、睡眠不などなど。

鍼灸治療では、落枕穴や曲池穴という寝違いに効くツボに鍼をします。

そして、首をさわらないようして、安静にします。

寝違いが治ったら、今後は疲れをためないような生活を心がけましょう。

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鍼灸治療はすべての方に当てはまるわけではございません。ご自身の症状や体調に不安がある場合は医師や専門家にもご相談ください。この記事は一般的な情報となっております。

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西宮市の鍼灸院 甲子園鍼灸治療センター

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