「肩こり」は、いやですよね。
急性の疲労や打撲などではない「肩こり」といわれる筋肉の症状は、もはや治りにくく慢性化してしまったものがほとんど。
誰もがあきらめて、この「肩こり」と付き合っていかなければならないと思っている様子。
でも、必ずそうとは言い切れません。
どのような現象にも必ず原因というものはあるものです。
だから、慢性の肩こりにも必ず原因はあるのです。
でも、それが分からないから苦労するんですよね。
東洋医学では、その理由としていろいろことを挙げています。
肩の血流が悪い。
心臓が動きにくい。
胃が熱を持っている。
肝臓内の血流が悪い。
足が冷えている。
のぼせている。
首が冷えている。
などなど・・・
でも、これら多くのことから自分の肩こりの原因を見つけることは難しいですね。
なんだか、全部あてはまっているような気がするし・・・。
じゃどうすりゃいいの、ということになります。
そして、今日も自然と肩に手が伸びて、自分でゴリゴリと揉んでしまいます。
でも、ちょっと待ってください!
実は、そのゴリゴリと揉むのも肩こりが治らない原因の一つなのです。
人間の体というのはうまくできていて、強い刺激に対して体は強くはね返してやろうと硬くなります。
刺激を受け続けると角質化する足や指のタコがその典型例。
強く揉み過ぎると、体は負けじと硬くなるのです。
もし、今あるコリを何とかしたいというなら、やっぱり、ストレッチがおすすめです。
ゆっくりと固まった筋を引き伸ばしてあげることで、筋肉はほぐれていきます。
決して、組織を押しつぶしてはいけません。
細胞一つ一つまで、自分の体です。
大切にしてあげるべきです。
東洋医学では、「ストレッチは春の健康法」といわれています。
やる気が出てくる春という季節。
やる気が出すぎで、イライラして「肩こり」の症状が起こりがちです。
ここで、ストレッチが良いのです。
どうしても力が入って、こわばりが取れないな筋肉をストレッチで伸び伸びと動きやすい状態にしてあげるんです。
季節が春でなくても、「筋肉がゆったり、伸び伸びしている」ことは、健康に過ごす大切な養生法です。
揉まずに、優しくストレッチ。
これがまずは症状を悪化させないおすすめの肩こり対策です。