肩こりは、多くの患者さまがお悩みの症状です。
いろいろな症状の患者さまが来られていますが、ほとんどの方が肩こりを併発させています。
肩こりの原因はいろいろ
肩こりの原因は、東洋医学ではいろいろとあります。
冷えや食べすぎ、そして、姿勢、などなど・・・
どのような症状にも、肩こりは付き物のようです。
つまり、肩こりは、それ自体が病というよりは、そのほかの病に見られる症状ととらえておく方が良さそうです。
そのように考えておくと、肩こりの患者さまには、肩こり以外に治すべき病があるということなのです。
ですから、問診はとても大切です。
ご存知かと思いますが、問診とは患者さまと病の話をすることです。
ですが、それ以上に、病と関係なさそうな生活習慣の話がとっても大切なんです。
肩こりは他の病の症状である、と考えておくと、患者さまとお話しする内容は、ばっと広がります。
次々と、患者さまのいろいろな症状が浮かび上がってきます。
何でも聞くという姿勢が大切
聞いていると、患者さまのいろいろな問題点が浮かび上がってきます。
夜遅くまでスマホを触っている、だとか。
最近、レーシックの手術をしたばかり、だとか。
これらは、目の症状ですね。
数週間前に首を寝違えた、とか。
ぎっくり腰をした、とか。
肩以外の関節の異常も重要です。
以前は、昔の大きな骨折で動きにくくなった足首を治療したら、肩こりが改善したなどということもありました。
これも東洋医学では、当たり前のことなんです。
また、冷たいものをたくさん食べたり飲んだりしている、とか。
夜遅くに食事を取っているなどなど。
本当に多くの原因で、肩こりは発生するんです。
肩こりは、病の症状です。
もう一度、書きます。
肩こりは、他の病の症状であることが多いです。
肩そのものを傷めた覚えもないのに、肩こりの症状をお持ちの方。
肩こり以外の病を治す努力をしてみてください。
- 目の疲れ。
- 胃もたれ。
- 便秘に下痢。
腰痛など肩以外の運動器疾患。
さまざまな病を治してみると、肩こりが改善することは多いのです。
もちろん、精神的なものもそれにあたります。
肩こりで悩んでいる人は本当に多いです。
でも、肩こりだけに着目するのではなく、その他の病と一緒に治していくことをおすすめする次第です。