舌体と舌苔。

東洋医学で理想的な舌の状態というのは、おそらく、誰が見てもきれいで健康そうな舌ということです。

何がどう健康そうなのかは分からなくても、そう見える物ってありますよね。

その感じが大切なのです。

健康な舌というものをあえて表現してみますと・・・、

ピンク色で適度な潤いがあって、

舌苔は白くて、薄くて、まんべんなく生えていて、

それを淡紅舌の薄白苔といいます。

と、これを基本に考えるわけです。

舌の色がこれより薄ければ、冷えている。

これより赤ければ、熱を持っている。

舌苔が厚ければ、体内に余分な物質がある。

などなど。

また、変なシミがあるのも良くありません。

大体において、シミは血流が滞っているととらえます。

それを東洋医学では、「血お」や「お血」と呼びます。