寝違えの鍼灸治療

寝違えの鍼灸治療

朝、目が覚めると、首が痛い。動かせない。

それは、寝違えです。

寝ている間に、首の筋肉を傷つけてしまい、動かせないぐらいの痛みを発症します。

寝違いには、痛みだけでなく、様々な症状があります。

このような症状でお困りではありませんか?

寝違えの症状

  • 朝、目が覚めたらから激痛で首を動かせない
  • 肩が固まってしまう
  • 首筋に痛みも感じる
  • ひどくなると頭が痛くなる
  • 気持ち悪くなることがある
  • 何か背中に背負っているような感じがする
  • マッサージをして悪化する
  • デスクワークができない
  • 夜、痛みで目が覚める

寝違えとは?

寝ているときの姿勢が悪く、それが首に負担をかけます。

その結果、首の筋肉やスジを痛めてしまします。

時には、ひどい炎症を起こし、動かせなくなります。

更にひどくなると、頭痛、そして、めまいや吐き気まで呈することがあります。

寝違えを起こしやすい人

寝違えは、首の慢性的な疲労が原因になることが多いようです。

普段から肩や首がこるといった症状がある場合は、要注意です。

首の疲れを貯めたまま、悪い姿勢で眠ると、疲れがさらに増してしまいます。

その結果、朝起きた時に、ひどい首の痛みが発症してしまうわけです。

首の冷え寝違いの原因

首の筋肉が固くなることが原因なので、冷えも良くないです。

冷えると、体は熱を逃さないように固くなります。

それは、首や肩にも起こります。

体の防衛反応ですね。

ですが、この反応が筋肉をさらに固くしてしまいうまく動けなくなってしまいます。

それを急に動かしたりすると、プチッと筋肉を傷つけてしまうわけです。

普段から冷やさないようにすることも寝違い予防には大切です。

普段から首のコリには注意しましょう

首は、実際に触れてみるとカチコチに固まっている方は多いです。

寝違えなどの痛みは、緊急事態をあらわすサインなのですが、それ以前に首は危険のサインを出しています。

軽いコリなどのサインは、手入れがされないままでいます。

この小さいサインに慣れてしまうと、ある日突然に緊急事態に突入します。

この緊急事態の一つが寝違えということです。

普段から体の声に耳をかたむけましょう

首などの筋肉が緊張するには必ず理由があります。

それは、筋肉を緊張させるような生活をしているからです。

きっと首は仕方なく緊張させているのでしょうね。

それを仕方ないと思わず、首に負担をかけないようにしてあげてください。

寝違えの鍼灸治療

寝違えの鍼灸治療では、痛みやツラさを引き起こしている筋肉の緊張をとります。

「落枕穴」という寝違えを治す有名なツボがあります。

その他、首や肩のコリを治す「曲池穴」、首の側面を緩める「陽陵泉穴」などのツボを使って治療します。

首の炎症や痛みがひどいと、直接患部に鍼をしすぎるとよくないこともあるので、ツボを併用することで、治療効果を出していきます。

ご自身でも患部のマッサージなどはしないようにして、安静にすることが大切です。

寝違えの再発防止も大切

寝違えを再発させる人も多いです。

そのためには、普段の生活を見直し、慢性的な首や肩のコリを取り除いていくことが大切です。

首や肩の疲れを貯めない方法としては、正しい姿勢、適度な運動やストレッチはもちろんのこと、体に合った食生活や睡眠も大切です。

東洋医学では、胃腸の調子が悪いと首の前面がこる、腰を冷やすと首の側面がこる、といった全体的な体調が首に影響を及ぼすとされています。

あなたの首肩のコリの原因は何でしょうね?

単なるコリではないかもしれませんよ。

正しい生活で、健康的な首や肩を維持しましょう。

それが、寝違えというひどい首の痛みを発症しない大切なポイントです。