梅雨の食養生

梅雨の季節は、誰でも嫌なものです。

喜ぶのは、カエルぐらいなのではないでしょうか?

アジサイとアマガエル、梅雨らしい組み合わせです。

いかに湿気を取り除くか

 

梅雨の季節の健康法は、いかに湿気を体から取り除くかということです。

人間の体に水分は欠かせないものです。

保湿といえば、からだが水を保持していることで、これがうるおいになります。

とはいえ、これが過ぎれば、からだの中は水でだぶだふになって、むくんでからだが重くなってしまいます。

体内の水分が過剰になるのが、梅雨の季節です。

そして、知っておいていただきたい大事なことは、この過剰な水分でからだが冷えるということです。

梅雨冷えです。

これが、関節痛の原因になるのです。

 

食べ物で湿気を除く

からだから湿気を追い出すには、排水機能を高めなければなりません。

体から水を出すためには、

・尿で排泄

・便の水分で排泄

・発汗で排水

・呼吸で湿気として排水

という方法があります。

 

涙でも水は出ますね。

でも、泣くことが梅雨の健康法というのは、どうなんでしょう?

効果が無いとは言えませんが、からだが重だるくなる梅雨の季節、気持ちも落ち込み気味になりますし・・・。

泣いてすっきりする人なら、良かったりするのかなぁ・・・、わかりません。

 

とはいえ、からだから水分を出すのが梅雨の健康法です。

食養生なら排尿促進が行ないやすいです。

おすすめの食べ物は、

・小豆

・とうもろこし(ひげの部分が効果的です)

です。

とうもろこしを摂るならコーン茶

とうもろこしは、利尿作用があるとされています。

特にひげの部分が良いです。

とうもろこしを摂るのは、トウモロコシのお茶がおすすめです。

ひげの部分が入っているお茶もありますので、簡単に摂取することが出来ます。

昔、コーン茶はあまり売られていなくて、ご希望の患者様がおられたら、韓国食材店で買ってきてさし上げていたものです。

それが今では、スーパーなどでも売られています。

トウモロコシを焦がしたもので、麦茶のような味でおいしいです。

 

また、トウモロコシのゆで汁も良いです。

トウモロコシをゆでるとき、ひげがついたままゆでて、そのゆで汁は捨てずに飲むとよいでしょう。

トウモロコシの甘みが出ていますが、必ずしもおいしいとは言えませんが、おすすめです。

小豆のゆでたもの

小豆にも除湿効果があります。

摂り方は、小豆をそのままゆでて、汁ごと食べるのがおすすめです。

スープスプーン杯を1日1回。

もちろん、たくさん食べても大丈夫ですが、ちょと胸詰まりしますので、ほどほどにしましょう。

小豆ご飯などにして、料理に加えるのも良いでしょうね。

 

ですが、「あんこはダメ」です。

 

あんこには、砂糖がたくさん含まれています。

砂糖というのは、胃腸に悪い湿気をためる働きがあるとされています。

ですから、あんこは良くありませんし、それ以外の甘いお菓子も梅雨の季節には控えましょう。

汗を出す運動も大切

梅雨の季節には、からだがむくんで、重たくなって、冷えて、動きにくくなります。

ですから、からだを動かさず、放っておくとどんどんと体調は崩れてきます。

無理をしてでも、体を動かして、発熱させて、体内の水分を動かして、排泄しましょう。