東洋医学の診察で見る場所として、大切なところに舌の状態というのがあります。
それを舌診(ぜっしん)といいます。
伝統医学の四診に含まれる望診の一つです。
とても重要なものです。
患者さんの中にも、自分の舌を日々確認しているという人もいたりするので、舌診もかなり知れ渡っているのだな、と思います。
東洋医学では、舌の場所を五臓六腑に当てはめています。
舌先は、心や肺。
舌両横部分は、肝や胆。
舌中央は、脾や胃。
舌の奥は、腎。
ということになっています。
冷たいものを食べ過ぎて、胃の中にそれが残ってしまっている人は、舌の中央に白く分厚い舌苔がのっていたりします。
毎日、鏡でご自分の舌を観察するのは面白いですよ。
寝不足の日、飲み過ぎで二日酔いの日、など舌を見てみてください。
変化がわかるようになれば、健康管理に役立ちますよ。
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