経絡は体内の流通ルート。

経絡という考え方

東洋医学には、経絡という考え方があります。

おそらく、みなさん、聞いたことがあると思います。

経絡は体の中のルート

東洋医学でも、西洋医学と同じように、体内を流れる物質の通り道について考えています。

西洋医学では、血が流れる管のこと血管と言いますよね。

それと同じように、東洋医学でも体の中の物質が流れるルートのことを経絡と呼んでいますいます。

この経絡というものは、東洋医学では、とても大切な要素で、治療を行う際に、体内の循環物について考えるとき、経絡というものを切り離しては考えられません。

そして、鍼灸で使うツボは、この経絡上にあります。

つまり、ツボというのは、経絡上のポイントということです。

漢方薬の理論では、経絡に対しての考えは少ないですが、鍼灸の治療を行う際は、経絡上のポイントがツボということで、決して切り離して考えることはできません。

最近は、様々なマッサージのことが取り上げられていますが、その説明の中に時折ツボのことが取り上げられます。

ですが、経絡については、あまり説明されず、なんとなく違和感をおぼえます。

経絡とツボは切り離して考えられないからです。

体内を流れるもの

さて、東洋医学では、経絡の中を何が流れていると考えているのでしょう?

東洋医学では、体の中を流れるものは3種類あると考えています。

大きく分けて3つということです。

それは気と血、水の3つです。

これらが、滞りなく流れることが大切であるとされています。

この3つのものが流れているところが、経絡であるということです。

もちろん、この3つが、全て同じルートの中を流れているわけではありません。

東洋医学でも、血液は血管の中を流れていますし、水はリンパの中を流れています。

このリンパという考え方も難しいですね。

血管から外に出た水分が水ですから、リンパの中だけではなく、細胞の隙間も流れています。

リンパというのは、すごく曖昧なんですね。

そして、気ですね。

この気というのは、総じてエネルギーと考えれば良いです。

ここでいう気は、栄養素であれば、血液やリンパの中を流れていますね。

また、電気であれば、筋肉内や神経にも流れるています。

気というものの定義は曖昧ですが、このように考えれば、確かに存在します。

西洋医学では、気というものが存在しないことになっていますが・・・。

このような定義の上で、気も経絡の中を流れていると東洋医学では考えられているのです。

東洋医学では、気も血も水も体内を流れていて、その流れのことを経絡とまとめてよんでいるわけです。

流れ

経絡は大小に分かれる

経絡と言っていますが、実は経絡は2つに分かれます。

それは、経と絡です。

経脈と絡脈と言われたりします。

経脈が太い流れのことです。

そして、絡脈が細い流れということです。

これら2つを合わせて、経絡と呼んでいるわけです。

ツボは主として、経脈の上にあるとされています。

この大きな流れの経脈は、12本とされています。

また、それに体の中心前後を流れる2本を加え、14本で考えることもあります。

体内循環としての経絡

人は、外から食べ物や空気を取り入れ、それを吸収し、体が使える栄養素に作り替え、それらを全身に送ることで生きています。

それが行き届かなくなると、体がうまく機能しなくなるのは、当然のことです。

経絡について考えることは、体の各場所に必要な物質を送り届けることについて考えるということです。

これが、経絡の考え方です。

その物質を気や血や水と大きく分けて考えているわけなのです。

道

経絡とは体内インフラ

経絡というものを街の構造に照らし合わせて考えると、それはインフラのようなものです。

生活に必要な物資の供給がスムーズであることが、大切なことはすぐにわかると思います。

道路や水道管、電線などのことです。

こう考えると、人の体の仕組みとよく似ています。

人が街を作るのですから、同じになるのは当然と、考えることもできるかもしれません。

東洋医学において、経絡の流れを良くするように治療を行なうということは、国で言うならばインフラ整備をしているといえるのでしょうね。

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甲子園鍼灸治療センター

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