月に一度訪れる生理痛は、女性にとって本当に悩ましいものですね。日常生活に支障をきたすほどの痛みや、気分の落ち込みを感じている西宮市甲子園にお住まいの方もいらっしゃるのではないでしょうか。甲子園鍼灸治療センターにも、「生理痛がひどくて仕事に行けない」「鎮痛剤が手放せない」といったお悩みを抱える方が多くご来院されます。
生理痛と「冷え」の深い関係とは？
東洋医学では、生理痛の大きな原因の一つに「冷え」があると考えられています。生理は女性特有のデリケートな体の変化であり、この期間は特に冷えの影響を受けやすくなります。生理前や生理中に不調を感じやすいのは、女性ホルモンの変動に加え、冷えが骨盤内の血行不良を引き起こし、子宮やその周辺の筋肉を収縮させるためと考えられます。
皆さまは、普段から生理痛対策としてどのようなことをされていますか？ 市販の鎮痛剤を服用したり、我慢したりといった対処療法が中心かもしれません。もちろん、痛みを和らげることは大切ですが、これらの方法は一時的なものであり、根本的な解決にはつながりません。
生理は一般的に49歳頃まで続くとされています。その間、毎月のように薬を飲み続けることは、身体への負担も懸念されます。できることなら、薬に頼らずに生理痛を和らげたいと願うのは当然のことでしょう。
東洋医学からのアプローチ：生理痛と冷えの連鎖を断ち切る
東洋医学では、「気・血・水（き・けつ・すい）」の巡りが滞ることで様々な不調が現れると考えます。冷えは、この巡りを悪くする大きな要因の一つです。特に、下半身の冷えは骨盤内の血行不良を招き、生理痛を悪化させる可能性があります。
そのため、生理痛にお悩みの方には、日頃から体を温めることを強くおすすめします。特に、腰やお腹は冷やさないように意識してください。また、冷たい飲み物や食べ物も、内臓を冷やし、全身の血行を悪くする原因となりますので、できるだけ避けるようにしましょう。
自宅でできる！下半身を温める「半身浴」のススメ
生理痛の緩和には、下半身を温めることが非常に効果的です。湯船にゆっくりと浸かることは、全身の血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
しかし、「全身浴はのぼせてしまう」「温めるのが苦手」という方もいらっしゃるかもしれません。特に、普段から体が冷えている方は、上半身だけが火照ってしまい、温めることに抵抗を感じやすい傾向があります。
そのような方におすすめなのが「半身浴」です。
効果的な半身浴の方法
- 入浴前に全身を濡らさない: 湯船に入る前に全身を洗ってしまうと、お湯から出ている上半身が冷えてしまい、半身浴の効果が半減してしまいます。半身浴中は、お湯に浸かっていない部分は乾いた状態を保つことが大切です。
- 下半身をじっくり温める: まずは、みぞおちあたりまでお湯に浸かり、下半身をしっかりと温めます。
- 上半身も温める: 下半身が温まり、じんわりと汗が出てきたら、肩までお湯に浸かり、上半身も軽く温めます。
- 体を洗う: 一旦浴槽から上がり、頭や体を洗います。
- 再度温める: 洗髪・洗体で冷えた体を、もう一度肩までお湯に浸かって温め直します。
この方法であれば、のぼせることなく、下半身を中心にしっかりと温めることができます。
入浴後の注意点
半身浴で体が温まった後は、つい冷たいものが欲しくなるかもしれませんが、ここで体を冷やしてしまうと、せっかくの効果が薄れてしまいます。水分補給には、常温の水やお白湯がおすすめです。アイスクリームなどの冷たい飲食物は避け、内側からも体を冷やさないように心がけましょう。
西宮市甲子園の鍼灸院で、生理痛の根本改善を目指す
甲子園鍼灸治療センターでは、生理痛でお悩みの方に対して、鍼灸治療による根本的な体質改善を目指した施術を行っております。
- 全身のバランス調整：東洋医学的な診立て（脈診・舌診を含む）に基づき、気・血・水の巡りを整え、生理痛の根本原因である冷えや滞りを改善します。
- 骨盤周りの血行促進：鍼やお灸で骨盤周りの血流を促し、子宮や卵巣の機能を高めることで、痛みの軽減に繋げます。
- 自律神経の調整：生理痛に伴うイライラや気分の落ち込みなど、女性ホルモンの変動によって乱れやすい自律神経のバランスを整えます。
薬に頼らず、自然な方法で生理痛の緩和を目指したい方は、ぜひ一度甲子園鍼灸治療センターにご相談ください。阪神甲子園駅から徒歩7分とアクセスしやすく、西宮市鳴尾町や甲子園口など、周辺地域からも多くの方にご来院いただいております。
最後に
毎月のつらい生理痛は、鍼灸治療と日々のセルフケアで改善が期待できます。皆さまの健やかな毎日をサポートできるよう、西宮市甲子園の鍼灸院として、心を込めて施術させていただきます。
生理痛でお悩みなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
