「食べたいものがいつでも手に入るのに、なぜか体調が優れない…」「健康的な食生活って、どうすればいいの?」
西宮市や甲子園にお住まいの皆さん、現代は、季節や国境を越えてあらゆる食材が手に入る、非常に豊かな時代です。しかし、この「自由すぎる選択肢」が、かえって私たちの健康を損ねている可能性があることをご存知でしょうか?
甲子園鍼灸治療センターでは、東洋医学の知恵を基に、本来あるべき「食」の姿を見つめ直し、体が本当に喜ぶ「食養生(しょくようじょう)」の考え方をお伝えしています。
「選び間違える」と不健康になる時代
今日の食環境は、食べたいものをいつでも、どこでも食べられるという、かつてないほど恵まれたものです。しかし、この「自由に選べる」ということが、ある意味で恐ろしいことでもあります。
なぜなら、健康になるためには、体に合った「正しい生活」を選び、実践する必要があるからです。目の前に選択肢が多すぎると、どれが自分にとって本当に良いものなのか、選び間違えてしまうリスクが高まります。結果として、意図せず不健康な生活を送ってしまうことも少なくありません。
では、一体どうすれば、健康的な食生活を簡単に選べるのでしょうか?
健康のキーワードは「いま・ここ」
実は、健康的な食生活の選択は、決して難しくありません。そのキーワードは、「いま・ここ」です。
「いま」とは、「旬(しゅん)」のこと。つまり、その季節に自然と収穫される食べ物を指します。 「ここ」とは、「この場所」。つまり、あなたが暮らしている土地で育まれた食べ物を意味します。
この二つを合わせると、「旬のものを、自分が暮らしている土地で食す」というシンプルな原則が見えてきます。これを心がけることが、健康への近道なのです。
人類の長い歴史が培った「いま・ここ」の知恵
現代のような高度な保存技術や輸送手段がなかった時代、人々は、その土地でその時期に手に入るものを食べるしかありませんでした。そうやって人類は、何千年もの間、その土地の環境に適応し、そこで育まれる旬の食べ物を食べて生き延びてきたのです。
その過程で、それぞれの土地には、その旬の食材を最も美味しく、そして健康的に食べるための「調理法」も培われてきました。例えば、暑い国でカレーのようなスパイシーな料理が生まれたのは、辛いものを食べて瞬間的に汗をかくことで、体内の熱を吹き飛ばすという、その土地の気候に合わせた知恵があるからです。
つまり、人間には、生まれ育った土地の気候風土と、そこで育つ旬の食材、そしてその調理法が、遺伝子的にも体質的にも最も合っていると言えるのです。
「その土地の旬を、その土地の調理で」実践のすすめ
健康的な生活の選び方は、まさに人類が歩んできた歴史の中にあります。シンプルに言えば、「その土地で健康に生きていくためには、その土地の旬の食材を、その土地に伝わる調理法で食べる」ことです。
もし、季節感もなく、自分の暮らす土地とは異なる調理法のものばかりを食べていると、知らず知らずのうちに体に負担をかけてしまう可能性があります。
- 例えば、真冬に暑い国の料理であるカレーを食べ過ぎて体を温めすぎると、かえって体が冷えて風邪をひきやすくなるかもしれません。
- 真夏に冬向けの油っこい料理ばかり食べていたら、体に熱がこもり、胃もたれや夏バテ、さらには熱中症に繋がりやすくなるかもしれません。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、食べ物が豊富で、自由に「食べたいもの」を選べるようになった現代だからこそ、この「いま・ここ」というシンプルな原則を、改めて見直すことが非常に大切だと考えます。
西宮市・甲子園で「体質に合った食養生」をお探しなら当院へ
「自分の体質に合った食べ物が知りたい」「食生活を見直して体調を整えたい」
もしあなたが西宮市や甲子園、鳴尾町、甲子園口など、周辺地域で食と健康に関するお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度甲子園鍼灸治療センターにご相談ください。
阪神甲子園駅から徒歩約7分とアクセスしやすい立地です。当院では、東洋医学の視点から患者様お一人おひとりの体質や現在の体調を丁寧に診断し、鍼灸治療と合わせて、体の中から健康になるための「いま・ここ」に合わせた食養生のアドバイスもさせていただきます。
皆様の健康と幸せを願っています。
