西宮の鍼灸院 甲子園鍼灸治療センターです。
ふくらはぎマッサージが流行っている
ふくらはぎのマッサージが流行っています。
ふくらはぎを揉むマッサージ本は、ベストセラーになっているそうですね。
もう、何冊も、いろいろな人が書いている様子。
かなり注目されているようです。
ふくらはぎのマッサージというのは、はっきり言って、とても良いことだと思います。
なぜ、良いのかといいますと、まずはマッサージそのものが、うまく行なえば絶対に体に良いものであるということ。
そして、次に、ふくらはぎが自分で揉みやすい場所であるということです。
いくらマッサージが良いものだとしても、自分でマッサージできる場所は、そんなに多くはありません。
どこが揉みやすいでしょう?
肩や首は揉みにくく、揉むだけで疲れそう。
腰は到底無理。
おなかも無理。
太ももは太すぎる。
揉める場所は、手や足、前腕、そして、ふくらはぎぐらいなのではないでしょうか。
足には悪いものが溜りがち
そして、ふくらはぎのマッサージには、良い点があります。
ご存知のように、人は立っています。
そして、重力の影響で血液や水分は下半身にとどまりやすいのです。
降りてきた血や水が体に戻れず、下肢に溜まるんですね。
これが、普段からよく歩いている人は、足の筋肉が動くことで、足にたまった血や水を押し戻してくれるのですが、歩く機会が少なくなった現代、下肢はよどんでいます。
ふくらはぎの血流が滞ると心臓病などの原因になるとまで言われています。
ということで、あまり歩かないという人に、ふくらはぎのマッサージはおすすめなのです。
ふくらはぎマッサージは、エコノミー症候群にも効果があるとされています。
飛行機の狭い座席に長時間座り続けることで起こるエコノミー症候群。
血流が滞ってできた血栓が、立ち上がった時に肺に及んで血管を詰まらせるのが原因ともいわれます。
ふくらはぎを刺激して血流をよくすることで、下肢にできる血栓を防ぎます。
航空会社では長時間のフライトでは、膝から下のストレッチをすすめているがその理由です。
マッサージにも同じ効果が期待できます。
体内循環をスムーズにしたい。
体の中は、循環物がスムーズであることが望まれます。
人の体では、どうしても、足の血流などが滞りがち。
朝と夕方とを比べると、夕方に足がむくんでいることが多いですよね。
ふくらはぎマッサージをすると、そのむくみ解消もできます。
つまり、体内の流れが改善するということです。
流れが良くなれば、
心臓の負担は減る
栄養が全身に行き渡る
老廃物を排出しやすくなる
免疫力が上がる
むくみ冷え性改善
などの効果が期待できるわけです。
やさしく体に向けて揉みましょう。
ふくらはぎマッサージを行なうときに大切なこと。
それはやりすぎないこと。
やらないよりはやるほうが良い、ぐらいの感じでやりましょう。
そして、体に向かって行なうこと。
体に血や水を戻したいわけですから、それらを押し戻すように揉みましょう。
実は、無難なやり方は、「さするだけマッサージ」です。
下肢から体に向けて、体内のものを押し戻すようにさすり上げます。
これであれば、揉みすぎて組織をつぶすこともありませんので安全ですね。
揉むというよりは、さするのが無難。
でも、うまくやれそうなら、揉んで、深い刺激を行なうのも悪くないですよ。
本当は歩くことが大切
でも、本当は、歩いて筋肉を使うことが良いです。
または、ストレッチすることですね。
足の筋肉を動かすことで、足に溜まった不老物質も体に送り返され、代謝されます。
そのためには、歩くことがおすすめ。
歩いて、下肢の流れを改善するのが、本当に健康的な方法です。
ですが、忙しい現代。
歩く時間はなかなか作れませんよね。
そんな時は、ふくらはぎマッサージとストレッチで健康を維持しましょう。