鍼灸の八法② 汗法とは
プロ用の伝統鍼灸講義です。
鍼灸八法の2回目「汗法」です。
では、八法をご紹介していきます。
まずは「汗法」からです。
中華伝承医学会講義を公開用のスライドにしました。
汗をかかせる「汗法」
「汗法」は汗をかかせる治療法です。
汗を出すためのツボを使うのですが、その効果は「辛温発汗法」と「辛涼発汗法」に分かれます。
体表に問題がある際に汗を出させます。
傷寒論の太陽病初期を治療する際は、これを使うことが多いです。
ですから、脈もそれに準じた脈状を呈します。
そこに、温めるべきなのか発熱を抑えるべきなのかという判断が重なるわけです。
「辛温発汗法」は鍼灸院でもとても役立つ効果を有しています。
ぜひ、ご活用ください。
八つの効果で八法
八法というのは、八つの効果を出すための方法です。
漢方薬の理論にも当てはまるものです。
八法は、
- 汗法
- 吐法
- 下法
- 和法
- 温法
- 清法
- 消法
- 補法
の八つです。
鍼灸での使い方を一つずつご紹介していきたいと思います。