症状+体質で鍼灸治療する。

症状と体質で鍼灸治療。

東洋医学の治療は、症状を治すことはもちろんですが、その症状は体質から生み出されているということも考えて治療法を使い分けています。

ですから、同じ症状でも体質が違えば治療法も変わるということです。

例えば、肩こりの鍼灸治療でも、

「気虚体質」の方は、体力が落ちて力がなくて肩が重だるくなっている人が多いですし、

「血お体質」の方であれば、血流が悪く疲労物質が筋肉内に溜まってしまって固くなっています。

ですから、症状が同じでも、鍼灸治療の方法は全然違ってくるのです。

体質を知ることが大切

では、体質別にその特徴を見ていきましょう。

体質がわかると、健康法も見えてきます。

気虚タイプ(ききょ/元気がない人)

・朝起きるのがつらい

・踏ん張りがきかない

・食後に眠くなる

・汗がもれ出る

からだを動かすチカラが不足して、体を温める機能も弱まっています。

疲れやだるさを感じやすいのが特徴です。

鍼灸治療は、体を温かくツボを主に使います。

また、胃腸も疲れやすいので、消化促進の治療もおこなっておくと症状の改善が早く、再発を防ぐことになります。

疲れを翌日に持ち越さない生活が大切です。

気滞タイプ(きたい/チカラが抜けない人)

・慢性的なストレスを感じる

・月経前に張りや痛みの症状がでる

・便秘がひどい

・ヤケ食いをよくする

・落ち着く時間がない

からだのチカラが抜きにくいタイプです。

ストレス環境で緊張状態が続いているとなりやすいです。

体に柔軟性がなく、全身の筋肉が固いです。

鍼灸治療では、チカラ抜けて、体がなんだかスッとした感じになるツボを使います。

精神的ストレスが強い人は、リラックスできるツボも使います。

胃腸の中をきれいに空っぽにするように治療すると症状緩和に有効です。

暴飲暴食をやめて、リラックスする時間を作り、全身のストレッチがおすすめです。

血虚タイプ(けっきょ/血が不足の人)

・目が疲れやすい

・月経量が少なく、生理が来ない月がある

・顔色が白い

・立ちくらみする

血が不足しているタイプです。

ですから、元気がなく、栄養も不足しています。

肌が白くツヤがなく、爪や髪のかさつきます。

鍼灸治療では、消化を良くして、血を増やす治療をします。

からだが温まるツボも欠かせません。

赤身やレバー、鉄分を普段から取るようにして、それを吸収できるからだに体質改善の治療をしていくと症状再発防止につながります。

目は血を消費するいわれていますので、使いすぎないようにするのがおすすめです。

血おタイプ(おけつ/血流が悪い人)

・痛みが針でさされたように鋭い

・月経の血が塊でどろっとしている

・シミが多い

・肌の色が濁っている

血流が悪いタイプです。

血が停滞してシミなどができやすいです。

血流が悪いので、疲労物質が体内に残り、筋肉が固いです。

触ると痛みを感じることが多いです。

女性では月経痛がひどいです。

鍼灸治療では、血流を良くするツボを使います。

血の流れが良くなって、体の熱っぽい感じ取れる治療が効果的です。

チカラが抜けず筋肉が固いと、それが血流を悪くしていることもあり、その時は気滞タイプと血おタイプ両方の治療をしなければなりません。

血をドロドロにさせる食べ物を控えて、運動をしっかり行ない、血流を良くすることが良いでしょう。

症状は体質が作り出しています。

いかがですか?

あなたの体質は見つかりましたか?

症状はその体質が作り出しているものです。

体質を知って、それとうまく付き合えば、症状は緩和していきます。

また、体質が変われば、症状は出なくなります。

鍼灸治療の目的は、治療と予防です。

そのために体質を把握し、それを治療することが大切なのです。

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