寒暖の差で起こるぎっくり腰
なんだか、なかなか暖かくなりきらず、朝夕涼しい日が続いています。
寒暖の差が激しいと、筋肉の動きが悪くなり、ぎっくり腰になることが多いです。
朝に起こるぎっくり腰
ぎっくり腰は、朝におきることが多いです。
朝は何かと準備に追われ、忙しくバタバタと動かなければならない時間です。
こういった時に動きにくい体を急に動かして、筋肉を痛めてしまうことが多いのです。
その代表がぎっくり腰です。
冷えてこわばる腰
ぎっくり腰は、腰の筋肉を痛めてしまい起こる急性の炎症です。
ちょっとした動きでもタイミングが悪いと簡単に腰の筋肉は傷んでしまいます。
このタイミングの悪さというのは、自分が思ってるような動きを筋肉ができない時に無理に動かしてしまうことです。
朝起きて腰が冷えているのにバタバタと忙しく動いて、その瞬間に思ったように腰の筋肉が動かないと、突然に痛みと共に筋肉が損傷してしまいます。
これが朝のぎっくり腰です。
朝の腰の動き
ではどのような動きでぎっくり腰になるのでしょうか。
どのような時に痛みが出るか見ていきましょう。
- ベッドから起き上がろうとした時
- 服を着替える時
- 顔を洗う時
- 鞄を持ち上げる時
- 靴を履いて立ち上がる時
- その他、自転車を動かす時
などです。
これらの動きの特徴は腰をかがめる動きです。
腰をかがめるというのは、腰にとても負担がかかってしまいます。
この時に筋肉が冷えるなどでうまく動かないとぎっくり腰で痛みが走ります。
ぎっくり腰になってしまったら
ぎっくり腰になってしまったら安静にするのが基本です。
どのように傷んだのか確認しようと動かしたりするとさらに痛みが増してしまいます。
ぎっくり腰は、筋肉が怪我をしているので、とにかく安静にしましょう。
とはいえ、ひどいぎっくり腰ですと、あまりの痛さで体を動かすこともできません。
ですが中途半端なぎっくり腰ですと、段々と痛みが増してきて、外出先で動けなくなってしまうということも少なくありません。
ぎっくり腰になったら、とにかく様子を見るためにしばらく安静にしてください。
腰は体の要
腰は体の要となる部分です。
にくづきに要と書くのも分かります。
腰が動かなくなると、体幹が動かなくなるので、足も踏ん張れなくなりますし、首も背筋も固まってしまいます。
ですから、ぎっくり腰がひどかったり、だんだんとぎっくり腰がひどくなってくると、体をどうしようにも動けなくなってしまうわけです。
体のどの部分を動かしても全てが腰に響き、痛みが走ります。
ぎっくり腰で命を失うということはありませんが、何も出来なくなってしまいますので、気をつけなければならない病です。
朝のぎっくり腰予防
最近はまだまだ朝は寒いですから、すぐに起き上がらず、腰を軽く動かしてみて確認をしてください。
この確認をするだけでも腰は動いて暖かくなってきます。
起き上がってから腰を動かすと不安定なので、それ自体で腰ぎっくり腰になることもあります。
ですから、寝ている状態でまず腰の状態を確認しましょう。
腰の動かし方としては、腰を自由にかるく揺らします。
そして次に膝を立てて軽く腰を捻ってみましょう。
これも無理におこなっては駄目です。
左右に振る幅はほんの少しでいいです。
様子を見ながら広げていきましょう。
そして、立ち上がった後に腰を反る人もいますけれども、反ることは腰の筋肉を無理に収縮させてしまうので、無理にやらない方が良いです。
ここから先一番大事なのは、基本的には前かがみにならないことです。
前かがみというのは、腰に大変負担をかけてしまいますので、下の物を取るなどをするときは、しゃがみこむようにして膝を使って取るようにしましょう。
顔を洗う、うがいをするなどで、前かがみになりますので要注意です。
また着替えをする時にズボンは椅子に座るか床にしゃがむかなどして、立った状態でやらないようにしましょう。
暖かくなるのももう少し
暖かくなると、筋肉は緩み動きやすくなってきます。
それまでは、朝の寒い時間気をつけて、体を使うようにしましょう。
一番注意しなければならないのは、腰ですね。
ぎっくり腰には、くれぐれもご注意ください。