西宮の甲子園鍼灸治療センターです。
肩こりなどのコリ症状は、いかに筋肉を緩めるかがポイントです。
当たり前ですね。
でも、これが簡単ではありません。
今は、誰もが運動不足の時代ですから、動かすということはコリの解消につながります。
ですから、患者様には肩を回したり、ストレッチをしていただくなどの運動法をお願いしたりします。
でも、それでは東洋医学らしくありませんよね。
ということで、東洋医学のアクセントを加えましょう。
人の体というのは、季節ごとに傾向が発生します。
東洋医学では、これを大変重要視します。
なぜ、重要視するかというのは、また書きますが、今回は運動の話。
人の体を季節ごとに説明します。
『春』は筋肉が得に堅くこわばる季節なのです。
ですから、春には丁寧に丹念にストレッッチで筋肉を伸ばす必要があります。
『夏』には、血流も良くなり体は動きやすくなります。
ですから、怪我をしにくいので、活動的に筋肉を動かしてあげると良いですね。
ですが、クーラーで冷えていることがあるので注意しましょう。
『秋』は、乾燥の季節で、徐々に寒くなってきます。
ですから、体の保湿や水分補給、そしてゼラチンなどを取って、体の中から潤わせて運動をしましょう。
『冬』は寒くて冷えます。
ですから、体はこわばり動きにくいですね。
温めて丁寧に準備体操をしてから筋肉を動かすようにしましょう。
このように、人の体は症状以外に季節の環境要因というストレスにもさらされています。
季節を考慮した健康法を考慮に入れて治療を行なうべきだと、東洋医学ではいわれています。
肩こりだから運動すれば良いと単純に考えず、体が望むことをアクセントとして加えてあげることで、運動療法の効果はグンと上がりますよ。