子どもにも針治療は行なえます。
幼児には当てるだけの小児針を用いることが多いですね。
子どもも大人と同じで、様々な症状を訴えます。
多いのは、「お腹が痛い」というものです。
子どもは胃腸が弱く、胃腸症状を発症しがちですね。
そして、それは「下痢」につながることが多く、排便後に軽減する場合があります。
その他、「体がだるい」「疲れた」といった全体症状を訴える場合も多いですね。
どのような症状にも原因は必ずありますので、症状の悪化がないかをみながら、確認していくことが必要です。
急性でなく、慢性的な症状になってくると、生活の中に原因があるので、それを見つけることが大切です。
治療としましたは、まだ小さく弱い胃腸を強くする、というのが基本指針となります。
当てるだけの小児鍼で行います。
胃腸が冷えている場合は、温灸という焼かないお灸で温めたりします。
子どもの体は反応が良く、非常によく効きます。
すばやい治療効果が期待できます。
あとは、体質に合わせた生活パターンを作るのですが、鍛えれば強くなる子ども体です。
甘やかしすぎるのも良くないかもしれませんが・・・。