冷えはアトピーに良くない
アトピー性の皮膚炎に悩んでいる方は、当然ながら、慢性的な皮膚の炎症に悩まされているわけです。
その反面、体の局所的な冷えにも悩まされている方が多いです。
炎症と冷えは相反する
一見すると、炎症と冷えは相反する症状のようです。
ですが、体温計で体温を測った際に平熱であれば、炎症がある分、他のところの冷えで相殺されているという見方もあるかもしれません。
考え方はいろいろとあると思います。
ですが、臨床上、アトピー性皮膚炎の患者さんが虚弱体質で手足の冷えに悩ませれている例は少なくありません。
アトピーと冷えは切り離して考えず、同時進行で治療していくべきであると考えます。
慢性的に熱を帯びてしまう
東洋医学では、多くの場合、虚弱体質が酷使されると、慢性的に熱を帯びてしまうと考えられています。
つまり、虚弱体質の方がアトピーに陥っている際は、体力を同時に付け、慢性的な炎症の発生を食い止めなければなりません。
代謝を高めつつ、炎症をおさえるという、ある意味相反することを体内で起こさなければなりません。
ここが、アトピーの難しいところだと思います。
大体において、皮膚表面の熱を取り除きつつ、体内と足をあたためるという二本柱で治療を進めると、良い効果が生まれます。
アトピーで冷え性の方は、冷たい食べ物はひかえて、足元をあたたかく保ってみてください。