西宮の鍼灸院 甲子園鍼灸治療センターです。
しもやけの人、冷えの原因は?
最近は減った”しもやけ”という症状。
屋内の温度管理も良くなり、また、服も良いモノを着れるようになって、また、食事の栄養状態が良くなったのも理由かもしれません。
ですが、それでも霜焼けのかゆみと戦っている人はいらっしゃいます。
霜焼けは、寒さで、主に足の指の血流が悪くなり、そこに悪い血が溜まって起こります。
ですから、昔などは、そこに針を刺して、溜まった悪い血を絞り出すなんていう民間療法が行われていました。
そんな治療をされたことありますか?
確かに、この処理をすれば、血流も改善して、かゆみが治まります。
でも、それは一瞬のこと。
また、しばらくすると血流が滞り、しもやけになってしまいます。
なぜなら、それは足の冷え対策が不足しているからです。
どうすれば、冷えを取り除けるのでしょうか?
靴下だってちゃんと履いているのに・・・。
これ以上、どうやって温めれば良いのかと・・・。
冷え性対策は、温めることだけではありません。
冷え性の対策は、温めること。
でも、実は、それだけではないんです。
温めることが冷えを取ることじゃないの?、と思われるかもしれません。
でも、冷えというのは、冷えとして取り除けるのです。
なんのことかちょっと分かりにくいですね。
ここでいう冷えとは、「足に溜まった冷たい水」のことなのです。
この冷たい水を出してあげることで、霜焼けなどが改善することは多いんです。
では、どうやって水を体から出すのでしょう。
足からは、冷たい水が放り出されているといわれます。
では、どうやって足の水を取り除くのでしょう。
実は、足の裏から水が出ていると言われているのです。
足の裏には、「湧泉」というツボがあります。
とても有名なツボで、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そして、このツボは読んで字のごとく、泉が湧いています。
冷たい水がここから湧き出て行くんですね。
もし、ここにふたをしてしまうと、水の出る場所がなくなってしまいます。
足が冷えるからと言って、吸水性の無い生地の靴下を履くと、足裏はふたをされて、冷たい水がたまっていまいます。
裏に吸水速乾性の生地の付いた靴下を履くか、もしくは、足裏を開放してあげてください。
そして、足首を温めましょう。
足首を温めると、足に溜まった冷たい水が動いて、足裏から放出されたり、体に再吸収されて代謝されます。
いかに、足の水を動かすかということが、冷え性を治療するうえでは大切なことなのです。
今回は、しもやけ対策として書きましたが、足の冷え性にも効果的です。
ぜひ、試してみてください。
良い生地の靴下を履きましょう。