西宮 甲子園鍼灸治療センター
冷え性は代謝が下がる『健康の敵』
冷え性は、健康の敵です。
人の体は、冷えると新陳代謝が低下してしまいます。
東洋医学的には、肩こりや腰痛の原因になるだけでなく、消化機能も低下してしまいます。
そんなときに負担のかかる食べ物を食べると、ふきでものが出たり、アトピーが悪化したりします。
女性の8割以上が「冷え性」
日清食品が冷え性などについて調査しました。
2014年3月3日発表です。
“冬”に体の冷えを感じることがありますか?・・・97%が「ある」
“春先” に体の冷えを感じることがありますか?・・・85%が「ある」
自分を冷え性だと思いますか?・・・82%が「そう思う」
体の冷えを“辛い”と感じることはありますか?・・・82%が「ある」
8割から9割の女性が、冷えに苦しんでいるというとんでもない結果です。
冬だけでなく、まだまだ肌寒い春先でも、冷えで悩んでいるんですね。
きっと、夏のクーラーでも冷えてお困りのことだろうと思います。
東洋医学では、春は少しのぼせる季節。
日差しはあたたかくなってくるのですが、地面はまだ冷たいんです。
つまり、底冷えしてしまいます。
でも、上半身は温かくなります。
これが、冷えのぼせを生んでしまうんですね。
冷えのぼせると、さらに下半身の冷えが悪化してしまいます。
温かくなってきた春の冷え性は、上半身を少し涼しくして、下半身をしっかり温めてあげることがおすすめです。
『温活』のすすめ
「冷え性」対策として注目されている『温活』。
『温活』、なんだか健康に良さそうな言葉ですね。
健康や美容のために体を温める活動のことなんだそうです。
さて、どんな『温活』があるでしょうか?
東洋医学で考えるなら、薬膳ははずせませんね。
おすすめは、火の通ったショウガを食べること。
なまはダメです。
逆に冷えてしまう可能性がありますから。
そして、アクセントとしての唐辛子。
唐辛子は、主に秋にちょっと使います。
どっと汗が出るほど食べると、逆に冷えてしまいますので、ひかえめに。
そして、腰湯がおすすめですね。
腰湯や半身浴は、上半身が乾いた状態で行ないましょう。
ぬれたまま空気にさらすと、カゼを引いてしまいますよ。
あとは、冷えやすい部分を温めることですね。
温めたいのは、下腹、腰、背すじ、足先ですね。
腹巻なんておすすめですね。
どの季節でも冷え性で悩まされる昨今。
ていねいな『温活』で冷え性と戦いましょう。
8割以上が「春先も冷えを感じる」:日清食品株式会社