鍼灸と体内循環の関係 / 西宮市甲子園の鍼灸院
東洋医学では、体内の循環物は気血水という三つの要素で構成されていると考えられています。
- 気は生命エネルギー、電気エネルギー
- 血は栄養物質
- 水は体液
を表します。
これらの要素は、陰陽や五行という理論に基づいて、体の中で相互に影響し合いながらバランスを保っています。
しかし、外的な要因や内的な感情などによって、気血水のバランスが乱れると、病気や不調が起こります。
鍼灸で気血水をととのえる / 西宮市甲子園の鍼灸院
鍼灸は、東洋医学の代表的な治療法の一つです。
鍼灸は、体にある経絡という気血水の流れに沿って配置された経穴という特定のポイントに鍼や灸を用いて刺激することで、気血水のバランスを調整し、自然治癒力を高めることを目的としています。
鍼灸は、病気の原因や症状に応じて、経穴の選択や刺激の方法を変えることで、様々な効果を発揮します。
気血水と症状の関係
気血水不足の症状
例えば、気が不足すると、倦怠感や息切れ、冷え性などが現れます。
この場合、鍼灸は、気を補う経穴に鍼を刺して強めに刺激したり、灸を置いて温めたりすることで、気の生成や循環を促進し、気の不足を改善します。
また、血が不足すると、貧血やめまい、肌荒れなどが現れます。
この場合、鍼灸は、血を補う経穴に鍼を刺して弱めに刺激したり、灸を置いて滋養したりすることで、血の生成や流れを改善し、血の不足を改善します。
さらに、水が不足すると、乾燥肌や便秘、口渇などが現れます。
この場合、鍼灸は、水を補う経穴に鍼を刺して適度に刺激したり、灸したりすることで、水分の代謝や分布を調整し、水の不足を改善します。
気血水過剰の症状
逆に、気血水が過剰になると、それぞれ異なる症状が現れます。
気が過剰になると、イライラや頭痛、高血圧などが現れます。
この場合、鍼灸は、気を消散させる経穴に鍼をすることで、気の過剰を抑制します。
また、血が過剰になると、出血やのぼせなどが現れます。
この場合、鍼灸は、血の過剰を抑える経穴に鍼をして抑制します。
さらに、水が過剰になると、むくみや下痢、尿量の増加などが現れます。
この場合、鍼灸は、水を消散させる経穴に鍼して、水の過剰を抑制します。
鍼灸で循環をととのえましょう。
以上のように、鍼灸は気血水のバランスを調整することで、健康を維持する役割を果たしています。
鍼灸は、西洋医学とは異なる視点から体を見ることができるます。
そして、東洋医学の特徴を生かして、病気の予防や治療に用いられています。
鍼灸に興味のある方は、ぜひ一度試してみてください。