冷え対策にはオイルで乾燥防止を
立冬になりましたが、まだまだあたたかいですね。
昼間は暑いぐらいです。
それでも、山の方は夜は冷えるそうですよ。
風邪の予防は、風に当たることを防ごう
カゼは風邪と書きます。
これは、風が体に悪さをすると考えられて作られた言葉です。
ですから、風邪を引くのは、風の当たり方が悪かったからだ、と考えます。
悪い風の当たり方というのは、体にゾクッと寒気が走る当たり方のことです。
このゾクッときた瞬間に風邪をひくと東洋医学では考えられています。
風に当たって、ゾクッ、ブルッときて、へっくしょんとくしゃみが一つ。
これが風邪の始まりです。
このゾクッとくるのを防げれば、風邪も防げるということです。
体の表面をオイルでガード
風はどのような隙間にでも入り込んできます。
どんなにぴったりとした服を着ていても、隙間から入り込みます。
ですから、体の表面をカバーしなければなりません。
そこで、『オイル』です。
オイルは体に風が直接当たることを防いでくれます。
そして、体の潤いを保護してくれます。
体表面には水分がありますが、それに風が当たると、水分が瞬間で乾きます。
その時に放熱してゾクッとするわけです。
ですから、皮膚をオイルで包み、皮膚の水分を覆うと良いわけです。
風邪予防の鍼灸
風邪の予防は、温めることが一番。
つまり、鍼灸でも温めるツボを使います。
温めたい場所は、首、肩、背すじ、腰と背中一面です。
首肩を温めるのに、合谷穴、臨泣穴
背中を温めるのに、三里穴
腰を温めるのに、衝陽穴、復留穴
などを使います。
皆さんができる応急処置としては、背すじに貼るカイロをつけます。
ですが、低温やけどには注意してください。
背中が冷えているときは、熱を感じにくいですから。