東洋医学で、春の健康な生活
東洋医学では、四季の変化に合わせて体のバランスを整えることが重要です。
特に春は肝が働く季節と言われています。
肝は伸びやかなやる気や創造性を司る臓器です。
肝が動き始める春
春は気温が上がり、自然界が活発になる時期です。
同様に、人も肝の働きが盛んになり、やる気が出てくる季節です。
しかし、肝の働きが過剰になると、イライラや怒り、不安などの感情が高ぶりやすくなります。
また、肝は筋肉や目にも関係しているので、肩こりや目の疲れ、頭痛などの不調も起こりやすくなります。
そこで、春は肝を養うことが大切です。
春に肝を養う
肝を養う方法としては、以下のようなことが挙げられます。
酸味のある食べ物を摂る
酸味は肝に良いとされています。
レモンや梅干し、酢などの酸味のある食べ物を摂ることで、肝の働きを調整し、イライラや怒りを和らげる効果があります。
ただし、酸味のある食べ物は冷えやすいので、過剰に摂らないように注意しましょう。
緑色の食べ物を摂る
緑色は肝に対応する色です。
ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、青汁や抹茶などの緑色の飲み物を摂ることで、肝を養いましょう。
適度な運動をする
運動は気血を巡らせることで、肝の働きを促進します。
また、運動はストレスを発散することで、イライラや怒りを解消する効果もあります。
しかし、運動も過度に行うと逆効果になります。
ウォーキングやストレッチングなどの軽い運動から始めてみましょう。
季節に合わせた生活が東洋医学
春は肝が働く季節ですが、それゆえにイライラもする季節でもあります。
東洋医学では四季の変化に合わせて体調管理をすることで健康を保つことができます。
春は肝を養うことで気分も明るくなります。