健康にならない不妊治療
不妊は、今、多くのご夫婦やご家族を悩ませている大きな問題です。
不妊症は、病かといわれる、そうかもしれません。
ですが、明確な病名がつけられない不妊症状もあり、それを病とするかは難しいところです。
病とは言い切れないという点も、健康保険を適用できない理由なのでしょう。
つまり、不妊治療とは、病を治す治療では無いということです。
不妊症治療の目標
不妊にはいろいろな理由が考えられます。
しかし、不妊クリニックで行なわれる治療は、病気が見つからない限り、理由は横に置いておかれ、
卵巣で卵が育たなければ、卵を育て、
排卵されなければ、排卵させ、
受精しなければ、受精させ、
着床しなければ、着床させ、
受精卵が育たなければ、育てる、
といったことを薬や人工授精、体外受精を使って行うわけです。
理由よりも、起こらない体内現象を無理やり起こすわけです。
これを治療かというと・・・。
でも、目的が妊娠なわけで、妊娠させるのだから治療なのでしょう。
不妊症のさまざまな理由
しかし、不妊クリニックでは、なかなか妊娠できない患者さまもいます。
おそらく、ホルモン剤などによる反応が薄いだとか、それでは追いつかないなどの理由なのでしょう。
そういう状況に陥っている理由として、いろいろものが考えられています。
- 自律神経失調
- 血行不良
- 体力低下
- 低体温症
こういった全身症状も不妊の理由として考慮すべきかもしれないということです。
これらは、西洋医学で治すことが難しいところでもあります。
不妊治療は、これらを無視して、無理な投薬を続ける傾向があります。
体力のない患者さまは、不妊治療と戦ういった状態に追い込まれています。
困ったことだ、と思います。
基礎体力が必要な不妊治療
このように不妊治療は、治療ですが、健康にはなりません。
不妊治療を受け続けるための体力が必要なのです。
もしかすると、体力がないことが不妊の原因であるなんていうこともあるのかもしれません。
ですが、それを考えると不妊クリニックに通えません。
不妊治療を受けながら、体力を取り戻す、または維持するということを自分で行なっていかなければならないのです。
鍼灸による不妊治療は、そういう患者さまを健康で妊娠できる体にする効果があるのです。