重症患者が増えているアトピー

アトピーの悪化を抑えたい

アトピーに悩まされている患者さまは多いです。

アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連のある皮膚の炎症です。

アトピーという言葉は、ギリシャ語から由来しており、「不特定」という意味です。

症状は同じだけど、人により症状の場所が違うということなのでしょう。

医学用語としては気管支喘息、鼻炎などのほかのアレルギー疾患として使われます。

ですが、日本ではアトピーといううと皮膚炎のことといった感じになっています。

最近、このアトピー患者さまが悪化傾向です。

花粉や黄砂、PM2.5などが原因?

アトピーは炎症性の疾患です。

そして、それはアレルギー反応が考えられています。

つまり、花粉や黄砂などは、アレルギー症状を悪化させます。

今はちょうど花粉アレルギーの季節。

そして、中国からは黄砂とPM2.5。

どうも、このPM2.5がかなり悪いんではないかと思っています。

それは、PM2.5に対して、アレルギー反応が出ているというだけではなく、これが炎症症状を増長しているのではないかということです。

もしかすると、PM2.5に対するアレルギー反応というのもあるのかもしれません。

ですが、そうでなくても、アトピー性皮膚炎に悪影響を与えているように思います。

なぜかといいますと・・・

科学物質などの副作用で反応するツボ

ツボには、体の状態に応じて、反応を見せてくれます。

そのうち、薬の副作用がある患者さまで、強く反応するツボがあります。

「内庭穴」といわれるツボです。

このツボは、合成保存料や化学調味料、西洋薬など化学物質に代謝が追いつかないと強く反応します。

これが、最近良く出ているんです。

アレルギー症状とともに、化学物質の解毒がうまくいっていないことが考えられるわけです。

この化学物質が、皮膚の炎症を悪化させているのかもしれません。

患者さまによっては、 この内庭穴を処理することで熱感が消えて、アトピーやアレルギーの症状が緩和されます。

もちろん、解毒という機能は、肝臓が行なっていますので、肝臓を助けるツボを併用することも大切です。

化学物質が苦手なアトピー

本当に化学物質がアトピーを悪化させるのか?ということも考えてみなければなりません。

アトピーの患者様によっては、合成保存料や化学調味料の入った食事で症状が悪化する方がおられます。

これは顕著で、患者さま自身も悪化覚悟で食べておられます。

外食や飲み会があるときに、あきらめて口にされるわけです。

職場ですすめられて、断れないということもあるようです。

このようにそういったものを食べることでもアトピーは悪化します。

今は、そのようなものを吸い込んでしまっているんですね。

もちろん、化学物質にもいろいろとありますし、また、患者さまの体の反応もさまざまです。

化学物質で悪化するといっても、それによって粘膜が荒れるのか、それともアレルギー反応が起こっているのかでも違います。

今、言えることは、多くのアトピーやアレルギー症状の患者さまのツボの反応に、薬の副作用のような反応が多いということなのです。