ニキビやふきでものは、赤いですよね。
あれは、熱なんです。
皮膚炎症なのですから、当然ですね。
その熱は、皮膚に起こっているのですが、東洋医学では内臓の熱が原因と考えられています。
内臓の炎症をおさえましょう。
たくさん食べ過ぎた翌日、または、翌々日、顔にぷつっとニキビやふきでもの。
そんな経験をされた方は多いと思います。
食べものとふきでものは、密接に関わっています。
どんなものを食べると、ふきでものってできやすいのでしょう。
- チョコレート
- 焼肉
- てんぷら
- から揚げ
などなどと、皆さんもなんとなく思い浮かぶのではないでしょうか。
どうやら、カロリーが高いものは悪いようですね。
ですが、カロリーだけの問題ではありません。
なぜなら、ふきでもののできる場所と内臓には関係がある、と東洋医学では考えられているからです。
ニキビ・ふきでものの出来る場所
以前にも書きましたが、
- おでこ・・・「大腸」
- 鼻の頭・・・「胃」
- 頬・・・「小腸」または「肝臓」
- 口周り・・・「すい臓」
という割り当てになっています。
つまり、内臓が弱く、その場所に負担をかける食べ物をたくさん食べると、内蔵と関係がある場所に熱が噴出すと考えられているんです。
患者さまのふきでものは、治療する際のとても重要な指針です。
どこが弱いかがわかるからです。
また、ふきでものが顔の右にできるか、左にできるかで、ちょっと原因が変わってきます。
通常、右は体が熱を帯びて、それが内臓の熱に波及したと考えます。
また、左にふきでものができた際は、体が冷えて、消化機能が落ちて、内臓の内側に炎症が起こったと考えます。
ニキビ・ふきでものの鍼灸治療
ニキビやふきでものの鍼灸治療は、まず、熱を取り除く治療をします。
使うツボは、まず、皮膚の炎症は取りたいので曲池穴を使います。
そして、ふきでもののできる位置から内臓の熱を取る手足のツボを組み合わせます。
背中にも熱をおとすツボがありますので、それも使います。
そして、重要なのは、健康法と養生法です。
内臓が熱を持たない生活を行なっていただかなければなりません。
ですから、その方法をお伝えします。
同じところにふきでものができ続けると、その部分の皮膚が分厚くなったり、ボコボコと痕が残ったりしてしまいます。
ニキビやふきでものは治すこと以上に、発症させないことが大切なのです。