不妊と戦うことは、本当に大変なことです。
それも頑張るのは女性がほとんど。
なんだか不公平に感じる不妊治療。
そんな風に考えるだけでストレスが増えてしまいます。
不妊治療によるストレスが緩和すると判明
米国生殖医学会議がある発表を行なったそうです。
「体外受精を受ける女性が感じるストレスと鍼治療の相関関係に関して臨床試験を行ったところ、体外受精の際、合わせて鍼治療を受けると不妊治療によるストレスが緩和すると判明」
、というものです。
受精卵の移植を行う1ヶ月以上前から繰り返し鍼治療を続けた女性のストレスが明らかに軽減したというのです。
女性のストレスが明らかに軽減
比較は、
- 体外受精と合わせて鍼治療を全く受けていない女性
- 一度のみ受けた女性
- 1ヶ月以上にわたって何度も鍼治療を受けた女性
を比較しての実験を行ったとのこと。
この中で、継続的治療を行なったほうが良いとの結果です。
治療している者からすると、「当たり前ですよ」、と思える結果ですが、正式に公表されるのはうれしいですね。
発表内容は続いて、
そして、発表内容は続いて、
- 受精卵移植の当日に一度のみ鍼治療を受けた女性は、ストレスが増加
- 一度のみ鍼治療を受けた女性と全く受けていない女性のストレス度合いに変化無し
とのことです。
この結果には賛否があると思います。
もちろん、一回だけの鍼治療では効果が弱いというのは当たり前として、当日の卵移植と鍼治療という2つの施術を一日で受けるというのは、たしかに疲れる可能性があるので、鍼治療は軽めにするなどの工夫が必要なのではないかと思います。
専門家の人たちは、結果から、体外受精のストレスを緩和する効果が鍼治療にあるとしています。
この結果は、体外受精した卵の移植への鍼治療効果についてですが、もちろん、これ以外にも良い効果はたくさんあります。
最初に書きましたように、不妊治療はとてもストレスのかかるものです。
卵移植時のみではなく、採卵時などにもぜひ鍼治療を活用してください。