体の中にある骨は、筋肉というゴムにぶらさがっている石のようなものです。
ぶらさがっているというよりは、引っ張られて、吊られているいう表現のほうが良いでしょうね。
その吊られ方も、ひとつで吊られているわけではなく、四方八方から引っ張られ固定されているわけです。
この筋肉の引っ張るバランスで、骨の位置が決まるわけです。
ですから、骨の位置を動かそうとっして押しても、
ボヨヨ~ン!、と元の位置に戻ってしまいます。
もし、骨の位置が中心からずれているとすると、
それは、筋肉の張力に差があるのです。
骨がずれている側の筋肉の引っ張る力が、強いということです。
この筋肉を引っ張る力を均等にすることが、骨のそろい方を整える整体といえると思います。
さて、では、どうすれば、筋肉の張力は均等になるのでしょう?
え?
筋肉のコリを取れば良い!、ですって?
うーん、残念!違います!
それでは、緩み過ぎる場合も出てきます。
筋肉の縮む力と伸びる力が均等になることが、筋肉の正常な働きを発揮します。
筋肉は、筋肉内の電気の流れで、縮み、また、緩みます。
そのため、筋肉内の電気の流れがスムーズであることが、大切です。
それには、針治療とストレッチ治療が必要になってきます。
電気の流れを、うまくおこなえる筋肉にすることが、筋肉の張力を整えることで、骨格も整う整体には欠かせないのです。