西宮 鍼灸院 甲子園鍼灸治療センターです。
冬眠から目覚めましょう。
さて、まだまだ寒い季節が続いています。
でも、それも、もうすぐ終わり。
春がやってきます。
私たち人間は、冬眠するわけではないですよね。
ですが、寒い冬には、体は軽い冬眠状態のように、冷えて固まっています。
また、カゼなどのウイルスや菌などに入り込まれないように、皮膚などの組織全体で緊張状態を維持してきました。
ですが、春がやってくれば、冬眠の穴倉から抜けだして、暖かい日差しが始まる春を満喫すべきです。
では、ここで問題。
朝の暖かい日差しで、心地よく目覚めたとき、みなさんはどのようなリアクションをしますか?
やってみてください。
何をやりました?
そうですね。
”伸び”をしますよね。
体を眠りから起こすために、うーんと伸びをしますよね。
そして、体から気持ちよく目覚めるんです。
春です。伸びをしましょう。
ということで、この気持ち良い朝の目覚めを、季節の変化に当てはめて考えるわけです。
冬は寒さをしのぐため、布団に包まって、静かに寝ているようなもの。
そこに入ってくる春の日差し。
春になったら、寒さをしのぐ布団から抜け出し、気持ちよく伸びをしましょう、ということなのです。
この伸びは、朝、布団から起きたときだけにやるわけではありません。
春に入ったら、健康法として柔軟体操を頻繁に行なってください。
今年2014年は、2月19日が『雨水(うすい)』という日です。
この日から、汗をかくような運動をしても、カゼを引きにくいといわれています。
つまり、カゼなどのウイルスや菌から身を守るために、体を緊張させるべき季節がここで終わるということなんです。
汗をかいても大丈夫です。
しっかりと、柔軟体操、ストレッチ体操を行なってください。
もちろん、汗でぬらしっぱなしは駄目ですから、しっかりと乾かして、ケアはしてくださいね。
春は、体を伸ばさないと肩がこります。
では、春にストレッチや柔軟体操をしないと、どうなるのか?
実は・・・。
肩がこります。
春に入ると、みなさんの体は動きたいのです。
でも、体はまだ冬のこわばりが残っています。
動きたい。
でも、動けない。
このギャップが、肩こりの症状として、発症します。
ですから、体が動きたいように動ける環境を筋肉に作ってあげる必要があるんです。
季節の変化、それにどう体が対応しようとするかということをとらえて、なにをすれば良いかということが、東洋医学の季節の健康法として作られたんですね。
さぁ、もう少しで春。
春の肩こりには、ストレッチです。
動き出したい体が、動けるように体を調整してあげましょう。
柔軟体操は、怪我をしなければ、どんなものでも大丈夫です。
堅い筋肉を探って、そこを柔軟体操で、伸ばしてあげてくださいね。
(注意点)
なお、肩こりには季節の変化以外に、目の疲れやカゼ引き、軽い寝違いなどでも起こっています。
肩こりの症状が季節の変化によるものかを、しっかりと見極めて、春のストレッチ健康法を行なってくださいね。