痒みというのは
痒みというのは皮膚に起こっています。
というよりも、そう感じています。
蚊にかまれれば、皮膚が赤くなって痒くなりますが、これはもちろん皮膚に炎症物質が入り、皮膚に問題が発生しているわけです。
しかし、痒みに原因として注目されているNPPBに関する他の研究で、
マウスの皮膚にNPPBを注入したが痒みは起こらず、NPPBを脊髄が他の神経と連絡する部位に注入したところ、マウスは体をかき始めた・・・。
との内容があるようです。
痒みの発生が皮下ではなく、中枢
痒みの発生が皮下ではなく、中枢部から起こっているということでしょうか?
そうすると、慢性的な痒みは、局所的な処理では対応しきれないのか、などと考えられます。
なるほど、だから局所的にステロイドなどをいくら使っても、解決しないわけです。
深部に働きかける治療を併用しなければならないということなのでしょう。
鍼灸治療で、慢性的な痒みには
鍼灸治療では、慢性的な痒みには体内の炎症を治療する必要があるとされています。
特に、消化内壁の炎症や熱を持ちやすい肝臓を治療しなければなりません。
しかし、熱を取るばかりでは冷えてしまいますので、胃腸の働きを良くするために冷えやすいすい臓を治療することも大切だと考えられています。