アトピーは、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
長期的にみれば、小児の時に発症したアトピーも大人になるにつれよくなることがあります。
ですが、そこで良くなりそこねると、治りにくくなってしまいます。
また子どものアトピーも成長につれ、症状の発症場所も変ってきます。
子どもの頃は、顔や首、肘・膝の裏などによくみられます。
大人になると、それに加え体幹部にも症状が出やすいようです。
顔など人から見える部分に症状がでると、人に会ったりすることが億劫になったりしてしまう人もいらっしゃいます。
また、女性では、顔に症状が出てしまうと、化粧品の選択も幅が狭くなってしまいます。
顔というのは、熱を持ちやすい場所です。
違う表現をすると、冷えに強い場所といえます。
これは、鍼灸の古文書に書かれています。
ですから、熱の症状は顔に現れやすいわけです。
いかにしっかりと熱を落としてあげられるかが、顔のアトピー治療のポイントになります。
また、体内に熱がこもらないような生活をすることも大切なことです。